広州アジア大会結団式を開催、チームジャパンが集結!
日本オリンピック委員会(JOC)は、11月6日、都内において第16回アジア競技大会(2010/広州)日本代表選手団の結団式を開催しました。日本代表選手団のほか、来賓、JOC関係者、招待者など、約1100名が出席し、チームジャパンとしての思いを集結しました。
結団式は、秋篠宮同妃両殿下ご臨席のもと、来賓として鈴木寛・文部科学副大臣、程永華・中華人民共和国駐日本国特命全権大使、石川義憲(財)JKA理事、岡崎助一(財)日本体育協会専務理事、猪谷千春IOC委員、岡野俊一郎IOC委員を招き、1964年の「オリンピック東京大会ファンファーレ」の高らかな演奏で始まりました。航空自衛隊航空中央音楽隊による生演奏のもと国歌を斉唱。主催者を代表して竹田恆和JOC会長から、「選手のみなさんに敬意を表するとともに、選手を支えてこられた指導者・関係各位に心より感謝を申し上げます。選手のみなさんは、市原則之団長のもと、チームジャパンとしての誇りと自覚を持ち、元気なニッポンを国民の皆様に伝えられるよう競技に邁進していただくとともに、日本代表選手団としてふさわしい行動を心がけ、スポーツを通じたアジア地域の国際親善に寄与していただきたいと思います」と挨拶がありました。
その後、日本代表選手団の紹介に続き、故秩父宮殿下よりご下賜の団旗を授与。竹田会長から市原団長へと手渡された団旗は、村上幸史主将介添えのもと潮田玲子旗手へと授与されました。市原団長は、「広州市では世界基準の競技施設を数多く建設し、最高の準備をしていただいております。広州市に心からの敬意を表し、最高のパフォーマンスでお応えしたいと思います。選手の皆さんは、大会期間通は毎日あいさつを欠かさず競技を超えた交流を行うとともに、力強いチームジャパンの形成を心がけてください。参加各国・地域のチームとの交流も積極的に行いましょう。国の実施するマルチサポート事業を活用し、ロンドンオリンピックへのトライアルとしてサポート・ハウスが選手村の近くに設置されます。ぜひ有効活用し、ロンドンオリンピックにつなげていただきたいと思います」と挨拶しました。
続いて村上主将から「私たちはアジア競技大会の名誉ある日本代表選手団に選ばれたことを誇りとし、自覚と責任を持ってチームジャパン一丸となり全力で競技に挑みます。また行動規範を遵守するとともに、参加各国・地域の選手団と交流を深め、国際親善を働きかけて参りたいと思います」と決意表明が行われました。
結団式終了後には、選手団の記者会見が行なわれました。市原団長、上村春樹副団長、塚原光男総監督からそれぞれアジア大会への意気込みが述べられ、目標のメダル数を問われた市原団長は「メダルの数よりも、韓国を抜きアジアの二番になりたい」と宣言。村上主将と潮田旗手からは結団式終了後の心境が語られ、村上主将は「結団式を終えてしっかり覚悟を決めて競技に臨もうと決意ができました。自分自身は前回、前々回ともやり投げで銀メダルなので、8年間の思いがあり、どうしても金メダルを獲りたい。光栄にも主将に指名いただいたので、その目標をクリアすることで、他の選手にも伝わるものがあればと思います」、潮田旗手は「前回は団体で銀、個人で銅だったのでそれ以上の成績を収めたいです。また前回はバドミントンが日本代表選手団で最初にメダルを獲得したと聞き、それは皆さんの勇気や活力につながると思うので、前回同様メダルを最初にもたらして日本チームに勢いをもたらせたらと思います」と語りました。