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特集

Athletes’ Voices【Road to Paris 2024】
競泳・入江陵介を突き動かすもの。
再びあの光景を

入江 陵介
写真:アフロスポーツ
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戦う姿を通じて伝えたいこと

 やはりスポーツの世界で34歳という部分では年齢的に厳しい部分ももちろんあるのですが、チャレンジすることの意味や、もちろん自分自身が好きでこのスポーツ、水泳をやっているので、それが結果に繋がれば一番嬉しいですし、またこういった自分の姿を見て、周りの方々に何かプラスな気持ちになってもらえたら嬉しいかなと思います。

写真:YUTAKA/アフロスポーツ

競泳が『好き』ということの意味

 何よりそのスポーツ、その競技を『好き』ということが一番大切かなと思います。その競技を好きでなければ続けられないですし、自分自身が続けたいというよりもやらされている感が強くなってしまうと思います。何よりもそのスポーツが好きであれば、自分自身努力もしますし、その努力している姿に多くの人もサポートしてくれますし、どんどんプラスのエネルギーが働くのではないかなと思います。

――『好き』はどんどん増している?

 『好き』の意味が昔とは違いますね。学生のときはがむしゃらにやっていた部分があって、今は社会人になりプロという形でお金をいただきながらスポーツをさせていただく部分で、『好き』だけではやっていけない部分というか、恩返ししていかないといけない、結果で返していかないといけないという厳しい思いも、もちろん若いときよりは持っています。ただ、やはり根本は『好き』ですし、『好き』でなければこの年齢まで続けなかったと思いますし、何より自分自身が泳ぐのが『好き』で泳ぐ選手を見るのが『好き』だから、今もこうやって続けられているのかなと思います。

写真:森田直樹/アフロスポーツ

パリ2024オリンピックへ

 杭州アジア大会の結果は満足がいくものではなかったですが、それが逆に悔しい気持ちをくれたので、来年のパリ2024オリンピックに向けて頑張る原動力をもらえた大会になりました。最後の最後までやり抜きたいという気持ちが一番ですね。100%の準備をして100%を試合で出して、パリの舞台で最後泳ぎたいなと思います。

写真:AP/アフロ

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