東日本大震災から10年に合わせて東京五輪の聖火が11日、岩手県平泉町の世界遺産・中尊寺に展示された。東京都内からランタンで運ばれた聖火に見守られる中、境内で震災犠牲者の法要が営まれた。地震発生時刻の午後2時46分には約50人の参列者が黙とうをささげた。
昨年3月20日にギリシャから運ばれた聖火は、コロナ拡大による五輪延期後は、石川や大阪など13道府県で巡回展示され、これまでに計5万人以上が観覧した。12日からは岩手県の5町村で展示される予定。
東京五輪は「復興五輪」を理念に掲げ、25日には福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」から聖火リレーがスタートする。(共同)
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