日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長は仕事始めの1月5日、オンラインを併用して職員に向けて年頭挨拶を行いました。
冒頭で山下会長は「まだまだ新型コロナウイルス禍の状況は大変厳しいものがありますが、なんとか収束に向かい、安心安全な形で東京2020大会が開催できるよう、我々がなすべきこと、できることに集中して、みんなで心を一つにして取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶。続けて、安心安全をしっかり確保したうえでの東京2020大会開催に向けて、国、東京都、東京2020大会組織委員会、国際オリンピック委員会も揺るぎない決意を持っていることを伝えると、「約200日後、世界中のトップアスリートたちが東京に集い、最高のパフォーマンスを発揮し、この選手たちのひたむきなプレーがコロナ禍を乗り越えた世界中の人々の明るい希望の光となるように、我々JOCも職員の皆さんの力強いサポートを得て、これに向けてまい進していきたいと思っております」と力を込めました。そして、オリンピック、パラリンピックを目指すアスリートたちができる限りの準備をして、最高のパフォーマンスを発揮できるよう、「JOCとしても精一杯のサポートをしていきたいと思います」と述べました。
一方、現在は非常に変化の激しい時代であり、常に柔軟な対応が求められることから、『JOC Rebornプロジェクト』による事務局改革への期待が大きいと語った山下会長。そのことを踏まえ、職員に対して「JOCは常に時代の変化に対応できる組織でなければならないと思っています。できるだけ多くの職員の皆さんがこのプロジェクトに積極的に参加し、自ら時代の要請に応じて柔軟に変化、進化し続け、日本のスポーツ界に求められる役割を果たし、その期待に応えられるJOCヘッドクオーターになることを切に、切に希望しております」と呼びかけるとともに、「私自身も皆さんの先頭に立って、この役割を果たしていきたいと思っております」と決意を述べました。
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