トランポリン男子のエースとして活躍し、五輪2大会に出場した30歳の伊藤正樹(東栄住宅)が17日、東京都内で引退会見を開き「悔いはない。これから先を考えるとすごく楽しみがある」と、すがすがしい表情で競技生活を振り返った。
東京都出身の伊藤は2012年ロンドン五輪で4位に入り、16年リオデジャネイロ五輪は6位。20年東京五輪で悲願のメダル獲得に挑む意向だったが、最近は腰痛に苦しみ、昨年の世界選手権も欠場した。
昨年1年間は現役を続行するかどうか悩んでいたという。年末の練習で再び腰を痛め、メダルを狙うレベルには届かないと判断し「心が折れた」と引退を決断した。(共同)
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