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2025.01.07 お知らせ

三屋副会長が年頭挨拶。「JOCの存在意義を引き続き考えていく」

 日本オリンピック委員会(JOC)の三屋裕子副会長は仕事始めの1月6日、職員に向けて年頭挨拶を行いました。

三屋裕子JOC副会長(写真:アフロスポーツ)
三屋裕子JOC副会長(写真:アフロスポーツ)

 三屋副会長は冒頭「昨年はパリ2024オリンピックがあり、皆さんにとっても大変かつやりがいのあった1年だったかと思います。非常に多くの方々にスポーツの価値というものをお届けできたのではないかと感じております」と、昨年を振り返りました。

 続けて「昨年の年頭挨拶では『JOCの存在意義というものを考えましょう』と呼びかけました。これはJOCとして追い続けていかなければならないミッションだと思っています。JOC Vision 2064で『スポーツの価値を守り、創り、伝える』と謳っていますが、自分たちの業務がどのようにスポーツの価値を守り、どのように創り、そしてどのように伝えていくのか、常に考えながら今年も業務にあたっていただきたいと思います。成長を感じる仕事には、悩み、苦しみ、そして辛さから逃げないことが必要です。成長を実感するためには、日々の仕事に悩まなければならないですし、辛いと分かっているところにも取り組んでいかなければなりません。そして時には失敗するかもしれません。しかし、そこから何かを得ることが成長に繋がります。我々はアスリートの成長を日常的に目の当たりにしています。昨年TEAM JAPANのアスリートたちは『一歩、踏み出す勇気を。』というコンセプトを掲げてパリ2024オリンピックで戦ってくれました。我々JOCも、一歩踏み出す勇気やチャレンジすること、そして失敗を恐れない、このような気持ちを持って、今年1年頑張っていきましょう」と呼びかけました。

尾縣貢JOC専務理事(写真:アフロスポーツ)
尾縣貢JOC専務理事(写真:アフロスポーツ)

 次に尾縣貢専務理事が挨拶に立ち、「昨年は能登半島地震、そして羽田空港における航空機事故と、悲しいニュースとともに新年を迎えました。そのような中パリ2024オリンピックが開催され、『一歩、踏み出す勇気を。』というコンセプトと共にTEAM JAPANはオリンピックに挑み、被災された方や苦しんでいる方々に少しでも勇気を与えられればという想いで、アスリートは一生懸命頑張ってくれました。そして、スポーツの価値や力を実感する場面がたくさんありました。皆さんは日本のスポーツはどうあるべきだと考えていますか?そしてそれに対して何ができると考えていますか?この想いを大切にし、そして仲間と共有してください。1人1人の力は小さくても、その想いを大切にすることでその輪がどんどん広がっていき、大きな力になることは間違いありません。そして、プライドや責任、喜びを感じながら前進をし続けることで、『スポーツの価値を守り、創り、伝える』ことが実現できるはずです。JOCがもたらす力は皆さんの想像以上に大きいものですので、ぜひ自信を持って活動してください」と呼びかけました。

星香里JOC常務理事(写真:アフロスポーツ)
星香里JOC常務理事(写真:アフロスポーツ)

 そして、星香里常務理事が、「私からは3つお伝えしたいと思います。まず1つ目は健康第一ということ。良い仕事をするためにも日常生活を楽しむためにも健康が一番ですので、まずそれを大事にしてほしいと思います。2つ目はチームJOCで頑張ろうということです。皆が同じ方向を向いていると思うので、他部署の方とも積極的に連携してください。その方がより大きな力が発揮できますので、ぜひチームでやっていこうという気持ちを持ってください。最後はアジア競技大会についてです。来年は愛知・名古屋アジア競技大会が開催されます。今年も様々な国際総合競技大会にアスリートを派遣します。そこに向けた取り組みも重要ですが、自国開催のアジア競技大会を成功させないと次が見えてこないと思います。常にアジア競技大会のことを意識しながら日々の業務も頑張ってほしいと思います」と話し、年頭の挨拶を締めくくりました。

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