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2021.08.18 お知らせ

「JOC Vision 2064」の策定について

 公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は、このたび、「JOC Vision 2064」を策定しました。「JOC Vision 2064」は、JOCが長期的に追い求める“ありたい姿”を表したもので、永続性を示す意味から、1964年の第18回オリンピック競技大会(東京)から100年となる2064年をビジョンの名称に織り込み、「東京2020大会をみた子どもたちが、未来の社会を動かす中心にいてほしい」、そんな思いを込めて、「JOC Vision 2064」としました。

■JOC Vision 2064:「スポーツの価値を守り、創り、伝える」

■策定背景
 私たちを取り巻く社会や環境は、大きく変化しています。デジタル技術の普及に加え、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけにオンラインでの活動も定着しました。スポーツの世界でも、リモート観戦が定着し、SNSを通じてアスリートが多くの方々と直接つながれるようになりました。
 一方で、先日の東京2020大会では、各国・地域のアスリートが全力で競技に臨む姿や、互いにリスペクトし友情を深める姿から、変わらないスポーツの魅力、素晴らしさを多くの方が実感したことと思います。
 今後も世界は大きく変化していくでしょう。しかし、そんな将来の社会においても、今回の東京2020大会で多くのアスリートが示してくれた勇気や希望、切磋琢磨する仲間との交流や友情、スポーツを肌で感じることで得られる感動、目標に向かって努力しあきらめない気持ち、そのようなスポーツだからこそ持つ意味を大切にしながら、時代にあった新しいスポーツの価値を生み出し、広めていくことが、JOCの役割であると私たちは考えました。

■活動指針
「JOC Vision 2064」に基づき、以下の活動指針を掲げ、諸活動を進めてまいります。

・オリンピズムが浸透している社会の実現
 ⇒オリンピズムを誰もが当たり前のように理解し、スポーツを通して豊かに生きる喜びが浸透している社会をつくる。

・憧れられるアスリートの育成
 ⇒ 高い競技力と人間力を活かし、充実した人生を歩む、憧れの存在となるアスリートを育てる。

・スポーツで社会課題の解決に貢献
 ⇒ さまざまなスポーツ団体と連携し、スポーツの力を結集し国際社会が抱えるあらゆる課題の解決に貢献する。

 今後、東京2020 大会の検証を行い、2022(令和4)年度から2024(令和6)年度までの3 ヵ年を対象とした第1 次中期計画を策定しています。本中期計画では、3 ヵ年における具体的な目標を明確にし、各種事業や組織基盤の強化に取り組んでまいります。なお、第1 次中期計画の発表時期は来年初旬に公表予定です。

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