ボクシング男子71キロ級の28歳、岡沢セオン(INSPA)は3年前の東京五輪2回戦で接戦の末に敗れた。その相手だったキューバ選手が金メダルを獲得。パリで悔しさを晴らすため、海外で武者修行に励み「世界中のボクサーが強くなるきっかけを与えてくれた」とたくましさを増し、頂点を狙う。
東京五輪後の2021年秋に行われた世界選手権で67キロ級を制した。ただ、あくまで目標は五輪の「金」。さらなる強さを身につけようと強豪ウズベキスタンなど約10カ国を渡り歩いた。スピード自慢や荒っぽいファイターなどさまざまなタイプの選手に挑戦。新型コロナウイルス禍では難しかった方法で、ボクシングに没頭した。(共同)
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