白血病からの完全復活を目指す競泳の池江璃花子(20)が4日、東京五輪代表に決まった。選考会を兼ねて東京アクアティクスセンターで行われた日本選手権の女子100メートルバタフライを57秒77で制した。日本水泳連盟が定める個人種目の派遣標準記録(57秒10)は破れなかったが、400メートルメドレーリレーの選考基準を満たした。
病気判明から2年余り。パリ五輪を目標に掲げていたヒロインが、奇跡的な復活劇を披露した。「自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた。すごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなと思った。今すごく幸せ」と涙ながらに語った。(共同)
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