シドニー2000
がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート
ハンマー投げ、室伏選手、惜しくも9位で入賞ならず
日本期待の室伏広治選手が、24日ハンマー投げ決勝に進出。雨で濡れたフィールドで行なわれた決勝では、予選通過時のポイント 78m49を上回ることができず、残念ながら76m60で9位に終った。「決勝だからといった緊張はなかったが、気温の変化についていけなかった。また、ハートが弱かった」と言う室伏選手は「結果には満足できない」としながらも「今年に入って80を投げたりとか、いい戦いを見せられるようになった。投げ続ける気持ちでいれば、伸びていく、これから活躍もっとできるようになると思う」と頼もしい言葉を残した。
また男子400mハードルの一次予選で、好調だった為末大選手が、前半いい具合に飛ばしながら風に煽られてタイミングを崩して転倒。起き上がってゴールインすると、会場から大拍手が送られた。「もったいない」と言いながら引き上げてきた為末選手は「何が起こったかよく覚えていない。4台目まではいい感触だったが、風に煽られ浮き上がってしまったのかも。最初あれでも押さえていたのでトップにいけることはわかっていた」と歯がゆさを笑顔で隠した。また同400mハードル予選で破れた山崎一彦選手は「準備が十分ではなかった。集大成というわけではないが、オリンピックでいい結果を出すのが目標だった。今回は結果がすべてだったのに、自分に負けてしまった」と無念な気持ちを口にした。