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シドニー2000


がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート

シドニーオリンピックスペシャル

団結力の勝利。競泳女子400mリレーで日本が銅メダル

アメリカとオーストラリアに次いでの銅。それは、「みんなで絶対にメダルを取ろうね」と心を合わせた4人(中村真衣選手・田中雅美選手・大西順子選手・源純夏選手)の団結力の産物だった。

先陣の背泳ぎ、中村真衣選手が一度は1位に上がりながら5位に落ち、タッチした平泳ぎ田中雅美選手も5位を維持したが、バタフライの大西順子選手が3位まで巻き返し、自由形の源純夏選手は、一度ドイツに抜かれながら再び3位に浮上して、メダルをつかみ取った。

レース後、巻き返した大西選手は「メダルがほしいとばかり思いながら泳いだ」と告白、源選手は「途中ダメかと思ったこともあったが、自分が最後の選手だと思い必死に頑張った」という。また田中選手は「4人で取れたことに感謝している」と繰り返し、すでに個人で銀をとっていた中村選手は「みんなで取ったメダルは、個人の銀とは意味が違う」と涙ぐんでその最後のメダルの重みを表現した。

4分4秒16の日本新記録でリレー競技日本初のメダル取り、そして女子だけで獲得メダル数は4つ。意味のあるメダルと大きな喜びで、日本競泳チームはフィナーレを飾った。

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