シドニー2000
がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート
ボート・ダブル・スカルで、長谷選手/武田選手組が大健闘
18日、男子軽量級ダブルスカルの予選で、昨年世界選手権を制しているイタリアのペッティナルディ選手と新パートナーのルイーニ選手のグループに入った、長谷等選手/武田大作選手組が、世界最高と考えられているイタリアペアに対し、デットヒートを挑んだ。結果は2位に終ったものの、タイムは1位の6分24秒73にわずか2秒27遅れた6分27秒00。このタイムは、他のグループの1位、クシャルスキー/シクス組(6分34秒28)を初めとする他のどのグループの1位よりも上で、つまりタイム的には、風の影響を考慮したとしても、全体で2位につけたことになる。
グループでは2位となったため敗者復活戦にまわる長谷選手/武田選手組だが、準決勝入りは確実と、世界の記者達も日本ペアに注目。レース中ずっとぴったりと2位につけていた日本ペアから命からがら逃げ切ったペッティナルディ選手も、「日本ペアがペースを挙げていたので、力を振り絞らなければならなかった」と一目置いたところを見せた。
アーチェリー、牧山選手が3回戦に進出。野球で日本がオランダに10-2の勝利
アーチェリー、男子個人で、牧山雅文選手が、まず1回戦でアレクサンドル・リー選手に151点対150点の僅差で競り勝ち、続く2回戦では、イタリアの強豪マッテオ・ビシアーニ選手を162点対159点で破って、3回戦に進出した。松下和幹選手と濱野裕二選手は、惜しくも敗退したため、牧山選手は同種目ベスト16入りした唯一の選手となった。
また野球の予選リーグ第2戦では、日本から応援に駆けつけたファンの大声援の中、日本チームが10-2でオランダを圧倒した。また第一戦で日本を辛くも破ったアメリカも、南アを11-1で退けた。
女子ビーチバレー、石坂選手/清家選手組、イタリア・ペアに敗退
ビーチ・バレーボール予選で、石坂有紀子選手/清家ちえ選手組が、イタリアのガッテッリ選手/ペロッタ選手組に15-5で破れた。息のあったイタリアチームの攻めの前に、いいところを見せられなかった日本ペアだったが、がっかりした様子を見せながらも、「今回はオリンピック出場自体が目標だったが、次からは、オリンピックに出て、そこで何をしていくか、という意識を持っていきたい」(清家選手)と、抱負を述べた。一方、予選一回戦で石坂選手/清家選手組を破った高橋選手/佐伯選手組は、21日に、本戦で、チェコのドソーディロバ選手/セルボワ選手組と対戦する。