シドニー2000
がんばれ!ニッポン!シドニー大会レポート
柔道女子57kg級、日下部基栄選手が、未来につながる銅メダル
3回戦で強豪フェルナンデス選手相手に小外刈りで有効を取りながら、判定1-2で破れた日下部基栄選手だったが、敗者復活戦を這い上がっての3位決定戦では、ミスは犯さなかった。まず有効を取った大外刈りで相手のバランスを崩した後、たたみ掛けるように同じ技をしかけて会心の一本勝ち。
「金を狙っていたが、精一杯やっての銅に満足している。トップ相手に互角にできることが分ったので、4年後の金を目指し、また頑張りたい」とすでにアテネオリンピックを見つめる前向きの姿勢を見せた。また、男子73kg級の中村兼三選手は、第4回戦で敗退、メダルはならなかった。