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北京2008


第29回オリンピック競技大会(2008/北京)

笹本睦選手、松本慎吾選手、加藤賢三選手(レスリング)

笹本睦選手  グレコローマンスタイル60kg級

オリンピックは3回目の出場ですが、まだメダルを獲っていないので今回は絶対に獲りたいです。世界選手権で負けた相手も出場するので、その選手に勝ちたいという思いがあります。今取り組んでいるのはディフェンス強化。昨年の世界選手権決勝ではラスト数秒のところで返されてしまいました。外国人選手は瞬発力に優れていますが、僕が勝っているのは持久力。相手を少しでも疲れさせて、100%の力を出させないようなスタンドの練習を心がけています。僕はレスリングを人にやらされるのではなく、自分が楽しく思ってやっている。長く競技を続けていられるのは、そこが一番大きいんじゃないかな。
※ 笹本睦選手のロングインタビュー「アスリートメッセージ」はこちら > 読む

松本慎吾選手  グレコローマンスタイル84kg級

昨年の世界選手権でオリンピック出場を決めるつもりだったので、初戦で敗退した時はすごくショックでした。しかしすぐに気持ちを切り替え、アジア選手権で優勝して出場権を獲ることができました。今はグラウンドのディフェンス面で弱い部分があるので、そこを強化しています。攻めの方では自分の得意な俵返しをしっかり磨いていきたいと思います。アジア王者として挑む北京オリンピックでは、金メダル獲得を目標にしています。現役最後のオリンピックになると思うので、自分らしい、悔いの残らない試合をしたいです。そうすることによって自ずとメダルはついてくると思います。

加藤賢三選手  グレコローマンスタイル96kg級

今はオリンピックに向けて、走り込みや基本的なウェイトトレーニングでもう一度基礎体力を強化することと、グラウンドの防御に重点を置いて練習に取り組んでいます。重量級の日本人選手のオリンピック出場は12年ぶりです。後輩たちにも、重量級でもオリンピックに行けるということを態度で示せたのでよかったなと思っています。オリンピックは4年に一度の大会なので、やはり憧れはありました。ようやく出られるので、うれしく思っています。

(2008.6.5掲載)

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