きっかけ・理由
素人の視点こそ大事なんだ
ラグビー協会理事になったきっかけ
2013年に女子柔道のパワハラ問題が発覚したり、レスリングがオリンピックから外されそうになったりして、スポーツ競技団体に女性理事が誰もいないというのはいかがなものか、ということが日本中で問題になっていました。そういった状況のなかで、当時、理事に女性がいなかった日本ラグビーフットボール協会の専務理事が女性理事候補を探していて、読売新聞社事業局の当時の局長から、私に声がかかりました。
実際に現場で取材している新聞記者が特定の競技団体の理事を引き受けてしまうと、記者としては公平性が保てなくなるのですが、私は当時、全くスポーツの取材をしたことがなく、運動部にいたこともなく、スポーツと縁がなかったのが、当時の局長が私を理事へ推薦する候補に挙げた理由の1つです。
本当にラグビーのラの字も知らない。最初にお話を頂戴したときに、「私、何も知りませんけどいいんですか」といったら、「素人の視点こそ大事なんだ」といわれて、お引き受けした次第です。