写真:松尾/アフロスポーツ

スキーモ(山岳スキー)

SKI MOUNTAINEERING
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山岳スキーはSki Mountaineeringを略してSKIMO(スキーモ)とも呼ばれ、上り坂や下り坂を滑ることに加えて、登山技術を駆使して雪山を駆け抜ける競技です。新たにミラノ・コルティナダンペッツォ2026冬季大会で追加されます。

山岳スキー


スキーモの概要

スキーモは、山岳地帯に設定されたコースでの上り下りを含む、スキーによる時間競争のタイムレースです。登りではスキーにシールを装着して高度を上げ、下りではシールを外して踵を固定して滑降します。また、急斜面や岩場などの一部のコースでは、スキーを外してザックに取り付け、ブーツで歩行して進むように設定されたセクションもあります。スキーモは、ヨーロッパの山岳軍のトレーニングの一環として発展したと言われ、特にヨーロッパで非常に人気のある競技です。ISMF(International Ski Mountaineering Federation:国際山岳スキー連盟)によって競技のルールや体制が確立され、2002年にはフランスで初のスキーモの世界選手権が開催されました。オリンピックではミラノ・コルティナダンペッツォ2026冬季大会にて初めてこの競技を導入しますが、本大会に先駆け2020年に開催されたローザンヌユースオリンピックで実施されています。

山岳スキー

スキーモの装備品

スキーモでは、選手は装備を携行してスキーで滑り、氷の岩壁を滑り、標高2,000m近くまで上昇するコースを進みます。種目によっては、ピッケル、ハーネス、ロープ、アイゼン、サバイバルブランケット、スノープローブ、雪崩探知機などの装備が必要となります。また、選手たちは、後ろに滑らないようにするため 「スキン」と呼ばれるゴム製の膜が付いた軽いスキーや、登りや下りに簡単に対応できるクイックスナップの付いたブーツを使用します。

山岳スキー

スキーモの種目

ミラノ・コルティナダンペッツォ2026冬季大会では、男女の「スプリント」「インディビジュアル」に加え「混合リレー」の計5種目が実施される予定です。

スプリント
標高差70mほどのゲレンデの斜面をシールをつけたスキーで登り、スキーを外して歩く登りと、スキー滑降を合わせて3分~3分半程度のコースを設定して争われるスピード感あふれた競技です。

インディビジュアル
主にオフピステ(人の手が入っていない雪面。ゲレンデ外)を使って行うレースで、合計標高差は男子1,300~1,600m、女子1,150m~1,400mとなります。レース時間は1時間15分~1時間30分にもなり、幾度も山を上り下りするダイナミックかつ、大会の華とされる種目です。

混合リレー
スプリントのコースをやや拡大したコースを、男女各1名が2周ずつするレースです。

山岳スキー


参考情報INFORMATION

競技初回実施大会 ミラノ・コルティナダンペッツォ2026冬季大会
TEAM JAPAN初出場大会
競技別累計メダル数
  • 金0
  • 銀0
  • 銅0

2024年12月10日時点

TEAM JAPAN記録を見る

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