写真:森田直樹/アフロスポーツ
バスケットボールの得点はショットの方法によって異なり、3ポイントラインよりも外側からのショットが成功すれば3点、それよりも内側からのショットが成功すれば2点となります。また、反則などで一度プレーが中断し、ディフェンスのない状態で行われる「フリースロー」は1投1点とされています。中でも3ポイントシュートは一気に3点を獲得できるため、試合の行方に大きな影響を与えます。現代のバスケットボールでは、5人全員が3ポイントシュートを打てることが当たり前となり、更に3ポイントラインよりも遠い位置から放つ「ディープスリー」が注目されるなど、観戦の際の見どころの一つとなっています。
かつてはアマチュアしか出場できませんでしたが、アマチュア規定撤廃後のバルセロナ1992大会ではNBAのスター選手たちが集結した「ドリームチーム」と呼ばれるアメリカ代表が格の違いを見せつけて金メダルを獲得し、大会に大きな華を添えました。以来、アメリカ代表チームは歴代NBAの花形選手を集め、世界中のスポーツファンの注目の的になっています。
男子はモントリオール1976大会以降出場から遠ざかっていましたが、東京2020大会にて44年ぶりにオリンピックに出場しました。また、FIBAワールドカップ2023にてアジア最上位の成績を収めパリ2024大会の出場権を獲得。自力でのオリンピックの出場権獲得は48年ぶりのことです。
女子は初開催となったモントリオール1976大会から出場。その後、5大会目の出場となった東京2020大会では、男女通して初となる銀メダルを獲得しました。平均身長が176cmと出場12カ国・地域で2番目に低いチームでしたが「小さくても勝てる」を実践し、世界を驚かせました。
日本チームの中心となるのは、世界最高峰のリーグNBAで活躍中の八村塁、昨季までNBAで活躍し今季から国内復帰する渡邊雄太の両エース。日本チームに“世界基準”のメンタルとスキルをもたらしたこの2人を軸に、キャプテン・富樫勇樹、ベテランの比江島慎らがチームをけん引します。この7月にNBA入りへの足掛かりとなるNBAチームとの「エグジビット10」契約を勝ち取った河村勇輝、富永啓生の両若手選手にも注目です。
「走り切るシューター軍団」を標榜する日本チームのエースシューターは前述した林咲希、山本麻衣となりますが、シュートはその日の調子の良し悪しがあるだけに、日替わりヒロインが生まれることこそ、日本チームの真骨頂と言えるかもしれません。そのうえで一人、強いて名前を挙げるとすれば東京2020大会時のキャプテンで、オリンピック出場3度となるベテランの髙田真希でしょう。体格に劣る日本チームのゴール下を一身に担い、国内トップリーグでは昨季3ポイント成功率第1位と、コートでの存在感は際立ちます。名実ともに、日本チームの大黒柱です。
競技初回実施大会 | ベルリン1936大会 |
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TEAM JAPAN初出場大会 | ベルリン1936大会 |
競技別累計メダル数 |
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2024年1月1日時点
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