トリノオリンピック冬季大会のメダルを公開

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記者会見で公開されたメダルを手にしたジャン-クロード・キリーIOC調整委員長（右）とヴァレンティノ・カステラーニTOROC委員長

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金メダルの表面。裏面にはトリノ冬季大会のロゴマークがあしらわれている

トリノオリンピック冬季大会組織委員会（TOROC）は11月30日、IOC調製委員会の記者会見でトリノ2006のメダルを公開した。

メダルは中心部に穴が開いたドーナツ形で、イタリアの歴史と古代のコインやネックレス、そしてイタリアのシンボルである広場をイメージしてデザインされた。広場「Piazza」は人々が集い、勝利を祝い、情熱が生きている場所としてイタリアに欠かせないスペース。首から掛けた時にメダルの穴が心臓の上に重なる。選ばれた選手が身につけた時に限り、広場が生き返るようにメダルが本当の意味を持つという、勝者を称える願いが込められた。

過去の近代オリンピックで使用されたメダルには1960年のローマ大会のメダルの周囲に月桂樹の冠をあしらったもの、1972年の札幌冬季大会の四角いメダルなど個性的なものがあるが、まん中に穴を開けた今回のデザインもオリンピックの歴史に残り長く語り継がれることだろう。

写真提供：アフロスポーツ