62011年2012年3月11日、14時46分●宮城県北部、牡鹿半島の東南東130キロ付近、深さ24キロを震源地とする、国内観測史上最大・マグニチュード9・0の巨大地震が東日本で発生。発生から3分後、気象庁は東北から関東にかけた太平洋沿岸に大規模な津波が来ると警報を発令した同日、15時すぎ●大津波が濁流となり、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の広範囲にわたる沿岸部に押し寄せ、防波堤・防潮林はもちろん、そこで暮らす人々の生活と命をのみこむ甚大な被害が発生した同日、16時●JOC常務理事会を都内ホテルにて開催し、JOCとしての今後の対応を協議同日、19時●東京電力福島第1原子力発電所事故が発生し、政府は「原子力緊急事態宣言を発令する。。放射性物質が広範囲に流出・拡散し、未曽有の大災害となった。このため国は、同日午後9時過ぎに福島第1原発から半径3キロ圏内の一部に最初となる避難指示を、半径3~10キロ圏内の一部には、屋内退避指示を出した3月12日●原子力安全・保安院は、福島第一原子力発電所の1号機周辺で放射性物質セシウムが検出され、核燃料の一部が溶け出た可能性があると発表●長野県北部と新潟県中越地方に跨る地域、長野県下水内郡栄村と新潟県中魚沼郡津南町との県境付近で地震が発生。マグニチュード6・7、最大震度6強。長野県北部地震と命名3月14日●太平洋側の火力発電等を中心とした甚大な電力設備被害の発生、および原子力発電所の安全確保のための停止による、東京電力の計画停電が始まる●震災におけるJOCの対応と支援活動の方針を発表。義援金窓口の設置、医療支援チームの立ち上げ、加盟競技団体、IOCと共にスポーツウエア等物品支援など●Jヴィレッジの生徒とスタッフ89人を味の素ナショナルトレーニングセンターに避難受入れ●英国大使館は、ロンドンオリンピック500日前イベント中止を発表3月15日●JOC総務委員会総会において、開催できる大会はお見舞いや激励を兼ねて開催するように各加盟競技団体に要請3月22日●警察庁の集計で、死者9,080人、行方不明者1万3,561人3月23日●第83回選抜高等学校野球大会が、阪神甲子園球場で予定どおり開催。鳴り物応援などの自粛や募金活動などが行われる3月26日~27日●JOC支援活動のための大船渡市、陸前高田市の現地事前調査の実施3月28日●JOC医療チームの第一陣が大船渡市で支援活動を開始3月29日●日本サッカー協会、東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ『がんばろう!日本 日本代表vsJリーグ選抜』開催4月1日●政府が大地震による災害の名称を「東日本大震災」に閣議決定したことを発表4月2日●日本野球機構は2日、3日の2日間、『プロ野球12球団チャリティーマッチー東日本大震災復興支援試合ー』を開催4月7日●JOC加盟団体へスポーツ大会実施状況調査を実施。回答38団体で、89の大会が中止となった4月8日●選手個人、加盟団体やIOCから集められたスポーツウエア等の支援物資を陸前高田市へ搬送4月23日●被災した仙台空港、国内線の一部、運航を再開4月29日●東北新幹線、前線で運行再開5月8日~5月15日●オランダのロッテルダムで開催された第51回世界卓球選手権個人戦において震災からの復興を願い日本選手団及びその趣旨に賛同したカナダ、ハンガリー、エジプト、ニュージーランド、コロンビアの5カ国の選手が「WASURENAI 3・11」というメッセージの入れられたウェアでプレー。●国際卓球連盟は総会で2014年の第52回世界卓球選手権団体戦の開催地に東日本大震災からの復興を目指す日本の東京を選ぶ5月13日●大船渡市の避難所リアスホールに市原則之専務理事、橋本聖子理事、荒木田裕子理事、大山加奈氏(バレーボール)が訪問。被災者を励ました5月16日●日本野球機構、宮城県にて被災者応援イベント「心のキャッチボール」開催6月4日〜8日●日本相撲協会、岩手県、宮城県、福島県の被災3県10カ所で巡回慰問6月12日●JOCオリンピックチャリティーコンサートを開催7月17日●ドイツで開催された女子ワールドカップで、日本代表「なでしこジャパン」が初優勝。世界から寄せられた東日本大震災復興支援への感謝を記した横断幕「To Our Friends Around The World Thank You For Your Support」を持ってピッチを1周9月23日●フランス柔道連盟の呼びかけで全日本柔道連盟との共催による東日本大震災復興支援 日仏対抗親善柔道大会をパリで開催8月6日〜20日●甲子園球場にて、第93回全国高等学校野球大会、開催。「絆」をコンセプトとした開会式では、被災地の岩手県、宮城県、福島県から代表校以外の部員6人が「がんばろう!日本」の横断幕を持って入場行進。先導役を1995年阪神淡路大震災で被災した兵庫高校の生徒が務める8月19日●日本サッカー協会、チャリティーマッチがんばろうニッポン! なでしこジャパン(日本女子代表)対なでしこリーグ選抜、開催9月25日●仙台空港ターミナルビル、完全復旧。国際定期便も運航を再開10月10日●オリンピックデー・フェスタを仙台市、東松島市で同時開催し、被災地と共に歩む事業がスタートした11月3日●東日本大震災の被災地の期待を背負ったプロ野球楽天が、初のパ・リーグ優勝から、日本シリーズ第7戦で巨人を下し、初の日本一に上り詰め、被災地に元気を届ける。●2011年度のオリンピックデー・フェスタは、12会場、参加者3,786人、参加アスリート78名1月12日〜17日●第1回ユースオリンピック冬季競技大会(2012/インスブルック)へ被災県の中学生13名を派遣し、国際大会を体験。団長橋本聖子氏(スケート/スピードスケート)3月10日●日本野球機構、東日本大震災復興支援ベースボールマッチ「社会人選抜vs大学選抜」「侍ジャパンvsプロ野球台湾代表」を開催3月11日●東日本大震災から1年7月11日〜14日●平成24年7月九州北部豪雨7月25日〜8月12日●第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)開催。日本、「金7、銀14、銅17」を獲得8月1日〜8日●第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)へ被災県の中学生20名を派遣し、国際大会を体験。団長中村真衣氏(水泳/競泳)、オリンピックデー・フェスタinロンドンとして市内の体操クラブとの交流も行った12月2日~3日●「応援ありがとうin東北」として、オリンピック・パラリンピック日本代表選手が合同で行う初のパレードを仙台市で行った。また3県の仮設住宅などを訪問し、応援のお礼を伝えたンピックデー・フェスタ」の歩み
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