特別座談会34オリンピックデー・フェスタの10年 ̄地域の人たちを呼び、一緒にデー・フェスタをやるっていうのも一つですよね。交流の機会が増えますし。杉本 何事にも区切りは必要なのかもしれないんですが、デー・フェスタは継続してほしいです! だって、デー・フェスタに参加してくれているみなさんはもちろん、現地の方々の笑顔や悔しい涙ってすごくキラキラしているんですよ。 それに、復興はまだ終わってないと思うし、風化させないために現状を伝えていくことが、私たちの役目だと思います。このような思いに気付かせてくれたのもデー・フェスタなんですよね。小野寺 やっぱり私たちオリンピアンには、日本を代表して世界で戦わせてもらったという(国民のみなさんに)〝恩〟みたいなものがあります。その恩をお返しできる場所の一つがこのデー・フェスタ。なくなってしまうっていうのはすごく寂しいし、自分一人ではできないけれど、機会があったら全力を尽くして返していきたいなっていう思いがあるので、形を変えてでもまた新しいスタートが切れたらいいなって思っています。――日本の宝である、オリンピアンのみなさんの気持ちを具現化できる方策を考えていかなければいけませんね。これからもみなさんのお力が必要だと思います。本日はありがとうございました。2019年8月24日 石巻(宮城)2019年8月2日 塩竈(宮城)2020年2月16日 大玉(福島)田中 琴乃馬渕 智子齋藤 信治小野寺 志保杉本 美香大山 加奈中村 真衣
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