22オリンピックデー・フェスタの10年 ̄かけました。 ところが、いざ、競技が始まるとオリンピアンのみなさんはやはりオリンピアンで、勝つことへの執着が強い。いかにチームをまとめて勝つか、ということに全力投球。その姿に、さすがだなと感じました。本当に参加者とオリンピアンがフラットで、ほのぼのとしていて、見ている私も参加したい、と思うくらいでした。残念ながら、できたのは玉入れの玉拾いくらいでしたけど(苦笑)。 そんなデー・フェスタですから、とても人気があり、各地の担当者から「来年はどうなりますか?」という問い合わせをたびたびいただきました。みなさん楽しみにしていらっしゃることがとてもよく伝わってきましたので、どこを推薦して差し上げるべきなのか、そこが毎回一番の悩みどころでした。 現在、コロナ禍でますます体を動かせない状況になっています。スポーツというとどうしてもハードルが高い気がしますが、このデー・フェスタのような活動から、運動が手軽なもの、体を動かすことは楽しいことだということが伝わっていくといいなと思っております。 また、近年、共生社会が叫ばれています。次に機会がありましたら、パラリンピックのアスリートにも参加していただけたら、さらにフラットな世の中を感じることができるようになるのではないでしょうか。したが、次はぜひ、すべての市町村を対象にしてやっていただきたいと思うほど、元気をもらいました。フラットでほのぼのして見ている側も参加したくなるイベント宮城県震災復興・企画部 オリンピック・パラリンピック大会推進課 企画広報班主事 福山 由佳子 東北人はどちらかというと、大人も子どもも誰にでもすぐに胸襟を開くのは難しいところがあります。そこをオリンピアンのみなさんから積極的に歩み寄ってくださるので、次第に緊張が取れて自分自身を出せるようになり、笑顔になっていく、ということが見ていてわかりました。オリンピアンというと画面の向こうの方、ということで、別世界の人というイメージがありましたが、実際に接するとそのイメージとは大きく異なり、私たちと同じ普通の方なのだ、と思うところがたくさんあって親近感が湧いてきて、胸襟を開いていくのだと思います。競技の合間には、参加者と楽しそうに交流している姿をたくさん見開催地から宮城県
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