オリンピックデー・フェスタの10年
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18オリンピックデー・フェスタの10年 ̄躍をテレビで見て、覚えているので、子どもたちよりも嬉しそうにはしゃいでいました。被災地にとって、スポーツの力、オリンピアンのみなさんの力を存分に味わわせていただく、本当に貴重な時間でした。 そんなデー・フェスタを一言にすると、『みんなの心を元気にするイベント』。オリンピックデー・フェスタはまさに、オリンピアンの素晴らしさを体感できる機会でした。またぜひ、こちらにお越しいただければと思っています。止まっていた感情を動かしてくれたデー・フェスタ岩手県文化スポーツ部スポーツ振興課(オリンピック・パラリンピック推進室)主査 藤尾 剛 震災直後でまだ仮設住宅に避難していた頃、いの一番に駆けつけてくれたのが、アスリートのみなさんでした。一緒に体を動かしたことで、住民のみなさんが笑顔になりました。以来、同じ町に毎年のように足を運んでいただき、参加者はみんなとても楽しんでいました。そのなかでも特に印象深いのがおばあちゃんたちで、「今年もがんばるぞ!」と張りきっていました(笑)。 そんなデー・フェスタは私たちにとって、まさに『宝物』であり、誇りです。これからもこうした活動ができたら、種目のレベルアップ、競技人口の増加につながっていくはずです。この地元で、デー・フェスタのミニ版のようなイベントをなんとかできないか、これから模索していきます。また機会がありましたらぜひこのようなイベントを開催していただけると、子どもたちはもちろん、地元で活動する私たちにとっても大きな励みになります。よろしくお願いいたします。デー・フェスタは、みんなの心を元気にするイベント岩手県文化スポーツ部スポーツ振興課(オリンピック・パラリンピック推進室)特命課長 粒來 幸次 オリンピックデー・フェスタを思い出すとき、まず思い浮かぶのは子どもたちの笑顔です。オリンピアンを間近にし、一緒に体を動かすことで、子どもたちの目が輝いていくことがわかりました。 それ以上に喜んでいたのは、実は大人の方々です。オリンピアンのみなさんの現役時代の活開催地から岩手県

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