PHOTO KISHIMOTOAFLO SPORTPHOTO KISHIMOTOPHOTO KISHIMOTO 「オリンピック教室」は、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発活動としてJOCが実施する事業の一つです。 文部科学省が定める現行の学習指導要領では、中学校3年生保健体育における体育理論の中で「オリンピックや他の国際スポーツ大会などが国際親善や世界平和に大きな役割を果たしていること」の学習が義務づけられています。 これを受けてJOCは、体育理論の学習に向けた事前啓発を目的として、「オリンピズム(オリンピック精神)」や「オリンピックの価値(バリュー)」の大切さを伝え、より身近に感じてもらうため、その体現者であるオリンピアン(オリンピック出場選手)を先生として、体育理論の学習に向けた事前啓発を目的に、中学校2年生を対象に授業形式で行う「オリンピック教室」を実施しています。2011年度の本事業開始から13年間における総参加者数は45,000名を超えました。 「オリンピアン研修会」は、JOCアスリート委員会が中心となり、オリンピアンやパラリンピアンを対象に開催しています。 JOCは、JOC Vision2064 「スポーツの価値を守り、創り、伝える」に基づき、オリンピズムが浸透している社会の実現、憧れられるアスリートの育成、スポーツで社会課題の解決に貢献することを活動方針に定め、スポーツを通して平和な社会の構築に貢献するために、さまざまなオリンピック・ムーブメント推進事業を展開しています。このオリンピアン研修会は、オリンピアン自身がオリンピズムやオリンピックの価値をあらためて学び、アスリート間のネットワークを進めることにより、オリンピックデーランやオリンピック教室等の各種事業への積極的な参加を促すとともに、アスリート自身の今後の活動に役立てることを目的に開催しています。 「オリンピックデーラン」は、6月23日のオリンピックデーを記念して、オリンピック・ムーブメントの一環として全世界で行われているイベントの一つです。日本ではJOCが主催となり、1987年より全国で開催しています。スポーツの楽しさとオリンピックの価値やオリンピズムの理解を促すことを目的として、参加者とオリンピアン (オリンピック出場選手)が2km~4kmのジョギングを中心に、さまざまなプログラムを一緒に楽しみます。 なお、JOCでは、2011年3月11日の震災後、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトを立ち上げ、「オリンピックデー・フェスタ」を中心に、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じた被災地交流を行ってきました。2021年度から、オリンピックデー・フェスタはその役割を、このオリンピックデーラン事業に引き継ぎ実施しています。32https://www.joc.or.jp/event/class.htmlhttps://www.joc.or.jp/event/olympianworkshop/ https://www.joc.or.jp/event/dayrun/オリンピック教室オリンピアン研修会オリンピックデーランabout JOC
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