456EpisodeEpisodeEpisodeMATSUO.K/AFLO SPORTReuters/AFLOAP/AFLOReuters/AFLOReuters/AFLOReuters/AFLO柔道男子60kg級の永山竜樹選手は、準々決勝でフランシスコ・ガルリゴス選手(スペイン)と対戦し絞め技で一本負けとなった。審判から「待て」がかかった後もガルリゴス選手が絞め技をかけ続けたことについて永山選手側は抗議したものの判定は覆らなかった。試合後、ガルリゴス選手のSNSには大量の批判が寄せられた。永山選手はガルリゴス選手と一緒に写った画像をSNSにアップし、ガルリゴス選手から謝罪があったことを明かし、「オリンピックの舞台で彼と全力で戦えたことを幸せに思います!誰がなんと言おうと私たちは柔道ファミリーです!」とガルリゴス選手への思いを示した。22頂点を競うライバルとの抱擁水泳/飛込男子10m高飛込で、17歳の玉井陸斗選手が銀メダルを獲得し、日本飛込界初となるメダル獲得を果たした。玉井選手が最終6本目に99.00の高得点をマークして暫定1位に上がる演技を見せた際、カシエル・ルソー選手(オーストラリア)は暫定2位から3位に後退したものの笑顔で大きな拍手を送っていた。さらに、最終演技者の曹縁選手(中国)が2大会連続となる金メダルを決めると、玉井選手の銀メダルとルソー選手の4位が確定。悲願のメダル獲得はかなわなかったルソー選手が、玉井選手らを祝福し、熱く抱擁する姿は観ている者の心を打った。誹謗中傷への「待て」切磋琢磨する相手への祝福パリ2024オリンピックで初めて競技として採用されたブレイキン。Bガール初代金メダリストの栄光を手にしたのは湯浅亜実選手 (ダンサーネーム:Ami)だった。決勝の対戦相手は弱冠17歳、ドミニカ・バネビッチ選手(リトアニア/ダンサーネーム:Nicka)。Ami選手とはチームメイトとして切磋琢磨する関係でもある。女王を告げる試合結果がコールされた瞬間、Ami選手の元に仲間たちが駆け寄り、金メダルの歓喜に湧く輪ができた。一方のNicka選手は、その様子を見つめ一段落するのを待つとAmi選手に歩み寄り祝福しお互いの健闘をたたえ合った。
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