JOC OLYMPIAN 2023
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PHOTO KISHIMOTOPHOTO KISHIMOTOPHOTO KISHIMOTO 「オリンピック教室」は、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発活動としてJOCが実施する事業の一つ。オリンピアン(オリンピック出場選手)が先生となり、中学2年生を対象に、自分自身のさまざまな経験を通して「オリンピズム(オリンピック精神)」や「オリンピックバリュー(価値)」の大切さを伝える授業を行います。このような授業を通して、これらの価値を多くの⼈々が共有し、日常生活にも活かせるものであると学習してもらうことを目的としています。 2009年度、文部科学省が定める学習指導要領の改訂により、日本全国の中学3年生の保健体育の体育理論の中で、「オリンピックや他の国際スポーツ大会などが国際親善や世界平和に大きな役割を果たしていること」の学習が義務づけられたことに先駆け、2011年度より実施しています。本事業開始から12年間の総参加者数は40,000名を超えました。 「オリンピアン研修会」は、JOCアスリート委員会が中心となり、オリンピアンやパラリンピアンを対象に開催し、オリンピアン自身がオリンピズムやオリンピックの価値をあらためて学ぶと同時に、アスリート間のネットワークを構築しています。JOCが掲げるJOC Vision2064「スポーツの価値を守り、創り、伝える」、これはJOCが長期的に追い求める“ありたい姿”を表したものであり、オリンピズムが浸透している社会の実現、憧れられるアスリートの育成、スポーツで社会課題の解決に貢献することを活動方針に定め、スポーツを通して平和な世界の構築に貢献するために、さまざまなオリンピック・ムーブメント推進事業を展開しています。このオリンピアン研修会をきっかけに、オリ 「オリンピックデーラン」は、6月23日のオリンピックデーを記念して、オリンピック・ムーブメントの一環として全世界で行われているイベントの一つです。日本ではJOCが主催となり、1987年より毎年、全国で開催しています。スポーツの楽しさとオリンピックの価値やオリンピズムの理解を促すことを目的として、参加者とオリンピアン(オリンピック出場選手)が、2km〜4kmのジョギングを中心に、さまざまなプログラムを一緒に楽しみます。 なお、JOCでは、2011年3月11日の震災後、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトを立ち上げ、「オリンピックデー・フェスタ」を中心に、オリンピアンやアスリートがスポーツを通じた被災地交流を行ってきました。2021年度から、このオリンピックデー・フェスタは、その役割をオリンピックデーラン事業に引き継ぎ実施しています。ンピックデーランやオリンピック教室等の各種事業への積極的な参加を促すとともに、アスリート自身の今後の活動に役立てることを目的に開催しています。24https://www.joc.or.jp/event/class.htmlhttps://www.joc.or.jp/event/olympianworkshop/ https://www.joc.or.jp/event/dayrun/オリンピック教室オリンピアン研修会オリンピックデーラン

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