18子フライ級の並木月海選手も銅メダルを獲得した。 埼玉県・霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催されたゴルフ女子個人では、稲見萌寧選手がこの競技で日本史上初となる銀メダルを獲得し、満面の笑みを見せた。北海道・札幌大通公園および札幌市内中心部で競技が行われた陸上競技男子20km競歩では、池田向希選手が銀メダル、山西利和選手が銅メダルを獲得した。また、静岡県・伊豆ベロドロームを舞台に有観客で実施された自転車/トラックでは、女子オムニアムの梶原悠未選手が銀メダルに輝いた。 この他、バドミントンでは、結成10年で初のオリンピック出場を果たした渡辺勇大選手・東野有紗選手のペアが混合ダブルス初となる銅メダルを獲得。ウエイトリフティングでは、大会1カ月前のケガが心配された女子59kg級の安藤美希子選手が銅メダルを手にした。また、アーチェリーでは、男子団体(河田悠希選手、古川高晴選手、武藤弘樹選手)で銅メダルを獲得。今大会で5大会連続出場となった古川高晴選手は、男子個人でも銅メダル獲得を果たした。 チームスポーツの躍進も注目を集めた。 野球では、スーパースターが集結した日本代表「侍ジャパン」が全勝で頂点に立った。正式競技として開催された野球競技の歴史のなかで、日本が初めて獲得した金メダルとなった。ソフトボールも、2008年以来の実施となったが13年越しの連覇を果たした。バスケットボールでは、世界を驚かせる戦いを見せた女子日本代表チームが、大会最終日にアメリカとの決勝戦に挑んだ。決勝では敗れたものの見事に銀メダルを獲得、競技史上初となるメダル獲得を実現してみせた。 また今大会は、追加種目として採用されたスポーツの活躍も目立った。 空手では、男子形の喜友名諒選手が金メダルに輝き、沖縄県出身の選手として初の金メダリストとなった。女子形の清水希容選手は決勝でライバルのサンドラ・サンチェス選手(スペイン)に敗れたものの、銀メダルを獲得した。 サーフィンでは、男子ショートボードで五十嵐カノア選手が銀メダル、女子ショートボードで都筑有夢路選手が銅メダルを獲得。ARIGATOに包まれた熱き日々Photo/PHOTO KISHIMOTOPhoto/REUTERS/AFLO北京オリンピック以来、競技が復活した女子ソフトボール、その決勝戦は13年前と同じ日米決戦に。日本の宇津木麗華監督とアメリカのケン・エリクセン監督は戦いを終えて互いをたたえ合った。卓球女子団体はチームワークを発揮して銀メダルに輝いた。
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