OLYMPIAN2019
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Keyaki Ike23Athlete‘s Interview東京で魅せる!注目追加種目特集です。平野選手は今、スケートボードで東京オリンピックを目指しています。僕もスノーボードをしたことはありますが、普通に乗ることはできても、競技となれば全然違いますからね。平野選手は本当にすごいと思います。 平野選手は、自分自身を通して「スケートボードを広めたい」という思いでオリンピックを目指していると聞きましたが、それはぜひ僕も見習いたいです。日本でスケートボードはまだまだメジャーな競技ではないですが、東京オリンピックはこの競技の魅力を伝えられる大きなチャンスだと期待しています。(つづく)※このインタビューの全文はJOC公式ウェブサイトでお読みいただけます。ライバルたちとの友情——スケートボードがオリンピック競技になりました。池 「オリンピックに出たい」ということよりも、「スケートパークが増えるといいな」と思いました。オリンピックは世界的な大会ですが、スケーターとしてやるべきことはいつもと同じです。オリンピックだと意識しすぎないほうがいいかもしれないとは思います。——2018年にはアジア大会に出場しました。池 スケートボードだけでなく、いろいろな競技の選手たちも同じチームとして出場していて、競技の枠を越え団結して行動する華やかさを感じました。テニス、サッカー、スポーツクライミングなど普段見ることのない競技を観戦し、日本チームを応援して楽しかったです。全員で同じユニフォームを着て行動するのは不思議な感じで面白いと思いましたし(笑)、刺激の多いいい経験になりました。——ライバルのスケーターたちはどんな存在ですか。池 普段は友達でも大会ではライバルです。もし試合でライバルがすごい技を決めたら、みんなで喜びますしハイタッチもします。足を引っ張り合うのではなく、「お前かっこいいな、次は僕が超えてやるぞ」という気持ちです。親同士も仲良いですし、敵のような関係ではありません。自由でフレンドリーな雰囲気はスケートボードの魅力だと思います。——過去のオリンピックで印象的な選手はいますか。池 スノーボードの平野歩夢選手私たちの東京2020宣言スケートボードをメジャーに池 慧野巨追加種目「ローラースポーツ」ではスケートボードの2種目が行われる。街中のようなコースで技を競う「ストリート」と、おわんをいくつも組み合わせたような湾曲したコースで技を競う「パーク」だ。アジア競技大会のストリートで金メダルに輝いた池慧野巨(けやき)選手に話を聞いた。Text/中村聡宏池 慧野巨(いけ・けやき)2001年4月29日生まれ。和歌山県出身。7歳からスケートボードを始める。2018年日本スケートボード選手権男子ストリートで優勝。同年スケートボード初の日本代表としてアジア競技大会ストリートで金メダルを獲得。私立第一学院高等学校所属。つづきはこちらから▼Photo/AFLO SPORTPhoto/魚住貴弘

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