東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と東京都は8日、平昌冬季オリンピック・パラリンピック会場の江陵オリンピックパーク内に開設した「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE」をメディア向けに公開しました。
同施設は「PyeongChang to TOKYO」をスローガンに、最先端技術を用いた体験型コンテンツやPR展示コーナーなど7つのコンテンツを通して、東京2020大会や開催都市東京の魅力を発信します。開設期間はオリンピック期間中の2月9日から25日までの17日間と、パラリンピック期間中の3月9日から18日までの10日間です。
代表者として登壇した布村幸彦東京2020組織委員会副事務総長は、「多くの方にご来場いただき、日本の最先端技術を用いた“おもてなし”の一端をご体験していただければと思っています。平昌大会からバトンをしっかり受け継ぎ、『さあ、次は東京だ! 日本だ!』との思いを、しっかりと東京大会につなげていきます」とあいさつをしました。
会場で目立つのは大スクリーンを使った体験型映像コンテンツ「THE TOKYO TRAVELLERS」。特別ブースで全身を撮影・スキャンしてつくった来場者の等身大アバターが、東京の観光地を映したCG映像の中に登場するというものです。「来場した方に(東京の風景に)登場してもらって疑似体験ができるようなものを」(柳舘毅東京2020組織委員会広報局次長)と、東京のさまざまな街を想像して楽しんでもらえるようなコーナーが準備されています。
内覧会の司会を務めた伊藤華英東京2020組織委員会戦略広報課係長も、体験型コンテンツアバターとして登場するなど大会や東京2020ジャパンハウスをPR。「テクノロジーや(会場の)色に、東京らしさ、東京2020大会らしさが出ていると思います」と、大会のエンブレムカラーである藍色と白をメーンに彩られた会場を見渡しました。また、今回の平昌大会で感じていることとして「いろんなボランティアの人たちが一生懸命に日本語でも話してくれるので、素晴らしいなと思いました」と話し、東京2020大会で海外からのゲストを日本に迎えるにあたっては、言葉の面でも「海外の方が不安にならない環境も必要と思います」と話しました。
「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE」ではこのほかに、大会の基本情報などを伝える東京2020大会PRコーナー、ラグビーワールドカップ2019日本大会をモチーフにしたトライフォト体験ができる開催都市PRコーナー、東京2020大会追加競技を体験しているようなイメージ写真が撮影できるフォトコーナー、好きな写真をその場でプリントした折り紙で折り鶴を作成できる日本文化体験スペース、「Tokyo 2020 JAPAN HOUSE」オリジナルフォトフレーム写真がプリントできるコーナー、平昌冬季オリンピック・パラリンピックの日本代表選手団写真とオフィシャルスポーツウェア展示のコーナーがあり、最新技術と日本の伝統文化を意識したコンテンツで来場者を迎えます。
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