日本オリンピック委員会(JOC)は10月7日、福島県田村郡小野町の小野運動公園で「オリンピックデーフェスタ in 小野町」を開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
2012年度9回目のイベントとなった今回は4年に一度、小野町で開催される「第15回町民運動会〜確かめ合う町民の絆!!〜」と合同で開催され、ロンドンオリンピックのウエイトリフティング女子48kg級で銀メダルを獲得した三宅宏実選手と、その父・義行さん、佐藤光浩さん、内田翔さん、田中光さん、桧野真奈美さんという6人のオリンピアンが地域の運動会に参加し、町民と交流し、フェスタオリジナルのプログラムで地域の子どもたちとスポーツを通じてふれあいました。
雨天のため、体育館で始まった開会式ではまず6人のオリンピアンがJOC旗を持って入場しました。小野町の宍戸良三町長、福島県出身の佐藤さんがあいさつが行い、参加者代表として、熊谷豊子さんと大堀裕太郎さんがしっかりとした選手宣誓をして、イベントがスタートしました。
■4年に一度の町民運動会にオリンピアンが参加
準備体操を終えると、町民運動会と分かれて、子どもたちを対象に「ふれあいレクリエーション」を実施。フープリレー、ボール回し、玉入れの3種目を行い、オリンピアンとの交流を深めました。
その後、町民運動会に戻り、オリンピアンは6人で「オリンピアンチーム」として参加しました。消防服に着替えて行うリレーゲームや、風船を膨らませて、お尻の圧力で割る速さを競うゲームなど、さまざまな競技で盛り上がりました。
すべてのプログラムが終了したところで、閉会セレモニーが行われました。まず、開催地が必要としているスポーツ用具の贈呈式が行われ、桧野さんが宍戸町長に目録を贈呈しました。続いて、オリンピアンがメッセージを述べ、宍戸町長から小野町の特産品として有名な「リカちゃん人形」が贈呈されました。
最後に次回の開催地である青森県八戸市の「小中野」へとつなぐ「つながる火」を内田さんが紹介し、オリンピックデー・フェスタ in 小野町は幕を閉じました。
<オリンピックデー・フェスタ in 小野町 実施概要>
■実施日:2012年10月7日(日)
■実施場所:小野運動公園(福島県田村郡小野町大字小野新町字美売地内)
■天候:雨のち曇(気温=15.3〜18.6℃)
■実施内容:運動会(ふれあいレクリエーション、小野町運動会競技)
■参加者数:2512名
■参加オリンピアン(6名)
・佐藤光浩(陸上競技)
・内田翔(水泳・競泳)
・田中光(体操・体操競技)
・三宅義行(ウエイトリフティング)
・三宅宏実(ウエイトリフティング)
・桧野真奈美(ボブスレー)
関連リンク
CATEGORIES & TAGS