日本オリンピック委員会(JOC)は9月23日、宮城県塩竈市浦戸諸島の桂島で「オリンピックデーフェスタ in 浦戸諸島」を開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
2012年度8回目となる今回は、未就学児から80歳代の方まで合わせて140名と、瀬古利彦さん(陸上競技)、鈴木絵美子さん(シンクロナイズドスイミング)、畑中みゆきさん(スキー・フリースタイル)、益子直美さん(バレーボール)、ロンドンオリンピック日本代表の菅原智恵子さん(フェンシング)によるノルディックウォーキングとウォーキングラリーのスポーツ教室を行いました。
桂島桟橋前広場で行われた開会式では、まず菅原選手の手によって前回の開催地、宮城県気仙沼市からの「つながる火」(聖火)が点火されました。その後、瀬古さんのあいさつに続いて地元を代表して、佐藤昭塩竈市長、参加者代表の吉田央恭くんによる選手宣誓が行われました。準備運動では「おらほのラジオ体操」と呼ばれる地元の方言にアレンジした体操で体をほぐしました。
■塩竈市出身の畑中さんはガイドも担当
開会式が終わると、ウォーキングラリー4チームとノルディックウォーキング1チームの計5チームに分かれてそれぞれ歩き出しました。ノルディックウォーキングチームに加わった地元・塩竈市出身の畑中さんは、ノルディックウォーキングを教えると同時に島のガイドも行いました。また、ウォーキングラリーの4チームには1人ずつアスリートが加わり、桂島、塩竈市にちなんだクイズをめぐるウォーキングラリーを楽しみながら参加者とふれあいを図りました。
一足先に式典が行われる桂島桟橋前広場に戻ったウォーキングラリー組はクイズの答え合わせを行い、鈴木さんが加わったチームイエローが全問正解で金メダルを獲得しました。その後、畑中さんが加わったノルディックウォーキングチームも戻り、閉会式が行われました。
式ではまず、要望のあったシーカヤック、パドル、救命胴衣の目録が鈴木さんから贈呈されました。そして、参加した5人のアスリートが参加者へそれぞれメッセージを述べました。最後に次回の開催地、福島県小野町への「つながる火」が紹介され、イベントは幕を閉じました。
<オリンピックデー・フェスタin浦戸諸島 実施概要>
■実施日:2012年9月23日(日)
■実施場所:宮城県塩竈市浦戸桂島
■天候:曇(気温=19.4〜19.7℃)
■実施内容
スポーツ教室(ノルディックウォーキング、ウォーキングラリー)
■参加者数
のべ人数:150名(参加者数:140名、観覧者数:10名)
■参加アスリート(5名)
・瀬古利彦(陸上競技)
・鈴木絵美子(シンクロナイズドスイミング)
・畑中みゆき(スキー・フリースタイル)
・益子直美(バレーボール)
・菅原智恵子(フェンシング)
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