日本オリンピック委員会(JOC)は7月7日、宮城県宮城郡の七ヶ浜町民プールで「オリンピックデー・フェスタ in 七ヶ浜」を開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
2012年度5回目となるオリンピックデー・フェスタは、七ヶ浜町民プールで水泳・競泳の宮下純一さん、田中雅美さんによる水泳教室と、初の水中運動会を行いました。
まずは午前8時半から、二人による「平泳ぎ・背泳ぎレッスン」を実施。小学低学年から60代の方まで年齢層も幅広く30名が参加しました。
レッスン終了後、幼児(3歳)から大人までが参加する水中運動会の開会式をスタート。選手宣誓では、NPO法人アクアゆめクラブに通う太田瑛斗君と土井実莉さんが元気よく、水中運動会を正々堂々戦うことを誓いました。
準備体操、記念撮影の後、参加者を「チームみやした」「チームたなか」に振り分け、1チーム総勢50名の幼児から大人までの幅広い年齢層がそろったチーム編成となりました。
水中運動会は、「水中綱引き」「水中玉入れ」「浮島運び」の順に実施。終了後、盛り上がっている雰囲気のままに結果発表が行われ、「チームたなか」が優勝しました。
閉会セレモニーでは、まず初めにスポーツ用具の贈呈式を実施。続いてオリンピアンの二人が挨拶し、宮下さんは「笑顔で楽しく水泳を楽しんでください。そして、バタフライで終わってしまうお友達がたくさんいますが、そこで終わらせるのではなく、ぜひ続けてください。そしてこの中のお友達の中からオリンピック選手がでることを楽しみにしています」と伝えました。田中さんからは「水泳は一人で泳いでいるけど、けして一人だけではできません。お父さんやお母さん、先生方の協力があってできることです。ぜひ、周りにいるお友達を大切にしてください。そして、中高生のみんなはこれからいろいろなことがあるかと思いますが、目標を持ってあきらめずに頑張ってください」と気持ちのこもったメッセージが贈られました。
最後に、次の開催地「気仙沼」へつなげる「つながる火」を田中さんが紹介。「人と人とのつながりを大切にする火です。ずっと絶やさないように、大切に次の会場へとつなげていきますので、皆さんも今日の七ヶ浜での『つながる火』を覚えていてくださいね」と語りかけ、「オリンピックデー・フェスタin七ヶ浜」は幕を閉じました。
<オリンピックデー・フェスタin七ヶ浜 実施概要>
■実施日 2012年 7月7日(日)
■実施場所 七ヶ浜町民プール(宮城県宮城郡七ヶ浜町吉田浜字宇野5-9総合スポーツセンター内)
■天候 快晴(気温=21.3〜22.3℃)
■実施内容
平泳ぎ・背泳ぎレッスン
水中運動会
・綱引き 【勝利:チームたなか】
・玉入れ 【勝利:チームみやした】
・浮島運び【勝利:チームたなか】
優勝:チームたなか
■参加者数
のべ人数:195名(参加者数:130名、観覧者数:65名)
■参加アスリート(2名)
宮下純一、田中雅美(水泳・競泳)
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