日本オリンピック委員会(JOC)は体育の日の10月10日、宮城県仙台市で「オリンピックデー・フェスタ in 仙台」を開催しました。
オリンピックデー・フェスタは、東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクトの一環として、「スポーツから生まれる、笑顔がある。」をスローガンに、多数のオリンピアンやアスリートがスポーツを通じて被災地の皆様とのふれあい活動を行うイベントです。
第一回目の開催となった仙台会場には、地元・仙台市出身の福原愛選手(卓球)やマラソン男子日本記録保持者の高岡寿成さん(陸上競技)をはじめ、国内外から19名のオリンピアンやアスリートが訪れ、一般参加者のべ1382名と一緒に様々なスポーツプログラムを楽しみました。
午前の部は仙台市陸上競技場で行われ、まず開会セレモニーでは、竹田恆和JOC会長、奥山恵美子仙台市長、サー・ミャン・ウンIOC副会長(水野正人JOC副会長通訳)の挨拶の後、オリンピアンが入場。続いてトーチリレーで福原選手が現れると、参加者から大きな歓声が沸き起こりました。福原選手はともに入場した開催地代表の中学生2人とステージの聖火台に点火し、選手宣誓を行いました。
スポーツプログラムでは、はじめに参加者全員で「おらほのラジオ体操」と呼ばれる東北弁にアレンジされたラジオ体操で準備運動。その後、手つなぎ鬼ごっこやチーム戦による大縄跳びで参加者はオリンピアンとのふれあいと楽しみながら汗を流しました。
プログラム終了後には参加者全員で記念撮影を行い、最後に次回開催地に聖火をつなぐため、竹田会長による採火式が行われました。
午後の部は、仙台市内にある計6カ所のスポーツ施設に分かれて、スポーツ教室やレクリエーションなどが実施されました。青葉体育館での卓球イベントに参加した福原選手は、「一人でも多くの方に笑顔になってもらえれば」と語り、270名の参加者と卓球対決などを行いました。
福原選手から得点を奪った挑戦者にはサイン色紙やグッズがプレゼントされ、見事お宝を獲得した地元中学校の女子生徒は、「あこがれの存在と対戦できて夢みたい。見たことのないような球だったけど、まさか1点取れるとは感激です」と興奮冷めやらぬ様子で対戦を振り返りました。
<オリンピックデー・フェスタin仙台 実施概要報告>
■実施日 2011年10月10日(月・祝)
■実施場所
午前の部:仙台市陸上競技場
午後の部:青葉体育館・仙台市武道館、元気フィールド仙台、若林体育館、仙台市体育館、シェルコムせんだい、仙台市陸上競技場
■天候 晴 (気温12.4〜23.1℃)
■実施内容
【午前の部】
◆開会セレモニー
◆準備体操(おらほのラジオ体操)
◆スポーツプログラム
・手つなぎ鬼ごっこ
・大縄跳び 【最高記録:50回(チームブラック)】
◆記念植樹
◆記念撮影
◆採火式
【午後の部】
スポーツ教室、レクリエーション等
■参加者数 1,382名(午前の部:450名、午後の部:932名)
■参加オリンピアン・アスリート(19名)
高岡寿成(陸上競技)、川上直子、四方菜穂、中地舞(以上サッカー)、猪俣由美(スキー/クロスカントリー、ノルディックウォーキング)、櫻井準人(テニス)、岩本亜希子(ボート)、向井久子(バレーボール)、田中姿子(ビーチバレー)、宮部保範、宮部行範(以上スケート/スピードスケート)、福原愛(卓球)、中村兼三(柔道)、大束忠司(バドミントン)、岩田聖子(ライフル射撃)、菅原芽衣(アーチェリー)、ステファニー・コックス、ジル・ロイデン(以上サッカー)、ベラ・チャスラフスカ(体操競技)
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