東日本大震災の被災地を支援しようと、JOCは4月8日、選手をはじめ、日本全国のスポーツ関係者から提供されたジャージや毛布などの支援物資1万426点を、陸前高田市に向けて発送しました。味の素ナショナルトレーニングセンターを出発した10トントラックは、翌9日には同市に到着し、被災地の方々に支援物資が配布される予定です。
JOCは3月11日の地震以降、各競技団体に向けて、防寒具や毛布、衣類などの支援物資の提供を呼びかけました。各競技団体は、競技会で制作した未使用のジャージやダウンジャケット、ウィンドブレーカー、Tシャツ、靴のほか、選手個人の衣類などをJOCへ提供。中には、柔道の福見友子選手やスケート/ショートトラックの桜井美馬選手などオリンピアンからのメッセージ付きのウエアも見られました。
4月8日は、味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿や練習中の選手やコーチら約100名が搬入の手伝いのために集合しました。バスケットボールチームのほか、フェンシングチームからは太田雄貴選手などが参加し、ダンボール517 箱、計1万426点の衣類を、10トントラックに搬入。チームジャパンの結束力もあってか、約1時間半ですべての物資を積み終わりました。
前日夜の余震の影響で、東北自動車道は一部通行止めの状態。トラックは一般道も使いながら、選手たちから寄せられた心の品を、陸前高田市の市民のもとへと届けます。
CATEGORIES & TAGS