日本オリンピックミュージアム＋（プラス）夏休み子ども企画シリーズ第4弾「オリンピアンの睡眠を体験しよう」with エアウィーヴを開催

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「オリンピアンの睡眠を体験しよう」を実施（写真：アフロスポーツ）

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講師を務めた長谷川恵美さん（上）、ゲストアスリートの三宅宏実さん（写真：アフロスポーツ）

　日本オリンピック委員会（JOC）は8月19日、日本オリンピックミュージアム（JOM）で、日本オリンピックミュージアム＋（プラス）夏休み子ども企画シリーズ「オリンピアンの睡眠を体験しよう」with エアウィーヴを開催しました。第4弾となる今回は、睡眠の質を高めTEAM JAPANのパフォーマンスの向上を支援している株式会社エアウィーヴ協力のもと、小学生の子どもたちと保護者を対象に、アスリートと一緒に良質な睡眠について学ぶワークショップと、オリンピックの歴史や価値についてアスリートと一緒に学ぶミュージアム見学会を開催しました。
※「日本オリンピックミュージアム+」とは、オリンピック・ムーブメントの発信拠点である日本オリンピックミュージアムが、競技団体、TEAM JAPANパートナーとコラボした「アスリートと一緒に学ぶコンテンツ」を提供し、参加者に楽しみながら自分と社会とのつながりを深めてもらうプログラムです。

　当日は講師として、睡眠健康指導士・睡眠改善インストラクターの長谷川恵美さんと、ゲストアスリートには三宅宏実さん（ウエイトリフティング）が登場しました。当日のプログラムは2部に分かれて、「オリンピアンの睡眠体験ワークショップ」と日本オリンピックミュージアム見学会が行われました。

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カスタマイズされたベッドを試す子どもたち（写真：アフロスポーツ）

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子どもたちと触れ合う三宅宏実さん（写真：アフロスポーツ）

■オリンピアンの睡眠体験ワークショップ
　まずは長谷川さんの講義からワークショップが始まります。長谷川さんは最初に、小学生の理想の睡眠時間が10時間である中で、平均睡眠時間が8時間30分しかない日本の小学生が世界で一番睡眠時間が短いという現状を伝えました。それを踏まえた上で、睡眠とはどのような仕組みなのか、寝不足による弊害はどのようなものがあるか、睡眠を十分に取ったアスリートの競技成績がどう向上したのかなど、睡眠の重要性を伝えていきます。続けて、いい睡眠をとるためのポイントとして、体内リズムを整えるコツや食事の内容、眠る前の夜の行動などと併せて、寝具の重要性について語りました。
　良質な睡眠にとって寝具が重要だということを学んだところで、実際にオリンピックヴィレッジ（選手村）でTEAM JAPANのアスリートが使用している寝具を子どもたちが体験しました。今回体験した寝具はマットレスが3分割されており、さらにそれぞれの表と裏でも硬さが異なります。これらを組み替えることで、一人ひとりに合ったカスタマイズができるというものでした。専用のアプリケーションに子どもたちの年齢、身長、体重を入力し、正面と横向きの2枚の写真をアップロードすると、それぞれにとって最適な組み合わせが表示されました。自分に合わせたカスタマイズがされたマットレスに早速横になった子どもたちは「自分の家のとは寝心地が違う」「寝返りがうちやすい」と感激していました。
　ワークショップの最後には、クイズ大会が行われました。問題の大半は、長谷川さんが講義で説明した内容に関するものでしたが、子どもたちが一生懸命講義を聞いていた成果が出たのか、誰一人脱落することなくクイズが進んでいきました。最後はゲストの三宅さんに関する問題や、パリ2024オリンピックまであと何日かという睡眠以外の問題で決着が着き、最後に残った1人に景品が贈られました。

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2階のEXIBITION AREAを見学（上）、「オリンピックゲームス」エリアでアスリートの身体能力に挑戦（写真：アフロスポーツ）

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最後に記念撮影（写真：アフロスポーツ）

■日本オリンピックミュージアムを見学
　次のプログラムでは、長谷川さんと三宅さん、子どもたちが一緒にオリンピックの歴史や価値について学ぶミュージアム見学会が開かれました。見学会では「オリンピックって何だろう？」という問いかけのもと、オリンピックシンボルや各大会の聖火トーチなどの展示品を見学し、自分なりのオリンピックについて考えを深めてもらいました。そして「オリンピックゲームス」エリアでは、子どもたちがジャンプコーナーやシンクロコーナーなど、オリンピアンの身体能力に挑戦し、盛り上がりました。

　見学終了後には、参加した子どもたちと長谷川さん、三宅さんで記念撮影が行われました。最後に長谷川さんが「みなさんしっかりと睡眠をとって、それぞれの夢に向かって成長して行ってください」とコメントし、三宅さんからは「今日は睡眠について非常に勉強になりました。皆さんは今成長段階ですので、たくさん寝てたくさん食べて、大きくなってほしいと思います。また、夏休みの思い出もたくさん作ってください」とエールが送られ、イベントが締めくくられました。