MENU ─ ニュース
2023.08.15 イベント

日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ第2弾「すまいとくらしの省エネワークショップ」with 三井不動産レジデンシャルを開催

日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ第2弾「すまいとくらしの省エネワークショップ」with 三井不動産レジデンシャルを開催
すまいとくらしの省エネワークショップを実施(写真:フォート・キシモト)

 日本オリンピック委員会(JOC)は7月29日、日本オリンピックミュージアム(JOM)で、日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ「すまいとくらしの省エネワークショップ」with 三井不動産レジデンシャルを開催しました。
第2弾となる今回は、日々のくらしを豊かに、楽しみながら、持続的に脱炭素活動が行える「くらしのサス活」を推進している三井不動産レジデンシャル株式会社協力のもと、小学生の子どもたちと保護者を対象に自宅でもできるサステナブルな活動について考えるワークショップと、オリンピックの歴史や価値についてアスリートと一緒に学ぶミュージアム見学会を開催しました。
※「日本オリンピックミュージアム+」とは、オリンピック・ムーブメントの発信拠点である日本オリンピックミュージアムが、競技団体、TEAM JAPANパートナーとコラボした「アスリートと一緒に学ぶコンテンツ」を提供し、参加者に楽しみながら自分と社会とのつながりを深めてもらうプログラムです。

 当日は講師として家電王の中村剛さん、ゲストアスリートには小谷実可子さん(水泳/アーティスティックスイミング)、勅使川原郁恵さん(スケート/ショートトラック)、澤野大地さん(陸上競技)が登場しました。当日のプログラムは2部に分かれて、「すまいとくらしの省エネワークショップ」と日本オリンピックミュージアム見学会が行われました。


日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ第2弾「すまいとくらしの省エネワークショップ」with 三井不動産レジデンシャルを開催
講師を務めた中村剛さん(写真:フォート・キシモト)
日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ第2弾「すまいとくらしの省エネワークショップ」with 三井不動産レジデンシャルを開催
子どもたちとワークショップに取り組む小谷実可子さん(上)、勅使川原郁恵さん(中)、澤野大地さん(写真:フォート・キシモト)

■すまいとくらしの省エネワークショップ
 まず、ワークショップに先駆け、本イベントを共催した三井不動産レジデンシャル株式会社Life-styling × 経年優化・カーボンニュートラル推進室の渡辺さんから、「『暮らしの中でエネルギーを賢く節約しよう』『節約を頑張った人が抽選に応募すると、素敵なイベントに参加ができる』『これらを繰り返すことで地球が豊かになる』というのが3つのポイントです」と、同社の進めている「くらしのサス活」について紹介しました。
続いて中村さんが「節約や節電というのは我慢することです。一方で省エネというのは少し違っていて、エネルギーを賢く無駄なく使いながら、その効果もきちんと得られるというものです。今日は皆さんの省エネに関するアイデアを自由に考えていただけたらなと思います」と、参加した子どもたちに呼びかけました。
また、ゲストアスリートも環境が競技に与える影響についてコメントし、最初に小谷さんが「昔はプールの水が冷たくて大変なときもありましたが、今はどこも水温が高くなってしまっています。また、プールサイドを移動するときに足の裏を火傷するリスクがあるので、今ではビーチサンダルは練習のときの必需品になっています」と、水泳における気温の影響について語りました。続けて勅使川原さんが「以前のオランダでは冬に運河が凍ると市民の方はそこでスケートをしていましたが、今では凍らないこともあります。冬季の競技は特にそうなのですが、氷が張らなくなってしまったり雪が降らなくなってしまうというように、温暖化によりスポーツができなくなってしまうということにも繋がってくると思います」と述べました。また、澤野さんは「陸上競技は屋外で練習するのですが、熱中症アラートが出ている中でも練習をしなくてはならないので、体調不良を訴える選手が毎日のように出てしまっています」と、温暖化による屋外での練習の過酷さを語りました。
 ワークショップの時間では、子どもたちとゲストアスリートが3つのグループに分かれ、省エネに関するアイデアを出し合いました。各グループ内では子どもたちから、すぐにできそうなことや子どもの目線ならではのものなど、多種多様なアイデアが積極的に出され、講師の中村さんやゲストアスリートがその豊富さや柔軟性に感心する場面も見られました。その後、各グループの代表者がそれぞれのアイデアを発表しました。
 ワークショップ後、中村さんが「参加した子どもたちのアイデアを見ると、ご両親のやっていることもすごく見ていると思いますし、色々なお手伝いもしていると思うので、非常に具体的に様々なことを書いてくれたなと感じます。やらされている感があって取り組むよりも、家族の中で『こうしていこうよ』という風に一緒に取り組んでくれたらと思います」とメッセージを送りました。

日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ第2弾「すまいとくらしの省エネワークショップ」with 三井不動産レジデンシャルを開催
2階のEXIBITION AREAを見学(上)、「オリンピックゲームス」エリアでアスリートの身体能力に挑戦(写真:フォート・キシモト)
日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ第2弾「すまいとくらしの省エネワークショップ」with 三井不動産レジデンシャルを開催
最後に記念撮影(写真:フォート・キシモト)

■日本オリンピックミュージアムを見学
 次のプログラムでは、中村さんやゲストアスリート、子どもたちが一緒にオリンピックの歴史や価値について学ぶミュージアム見学会が開かれました。見学会では「オリンピックって何だろう?」という問いかけのもと、オリンピックシンボルや各大会の聖火トーチなどの展示品を見学し、自分なりのオリンピックに考えを深めてもらいました。そして「オリンピックゲームス」エリアでは、子どもたちがジャンプコーナーやシンクロコーナーなど、オリンピアンの身体能力に挑戦し、盛り上がりました。

 見学終了後には、参加した子どもたちと中村さん、ゲストアスリートで記念撮影が行われ、最後に中村さんとゲストアスリートから、改めてメッセージをいただきました。

中村剛さん(講師・家電王)
「皆さんからたくさんの素晴らしいアイデアが出ましたが、こういったことに取り組むことで地球の環境を守ることに繋がると思うので、ぜひ家族ぐるみで取り組んでみてください。」

小谷実可子さん(水泳/アーティスティックスイミング)
「ワークショップで皆さんのピュアな発想を聞いたり、オリンピックミュージアムで食い入るようにしてオリンピックの歴史や価値について学んでいた姿を見られたことは、私にとっても素敵な時間でした。きっとたくさんのことを学んだと思いますので、次回のオリンピックを見るときは選手の応援はもちろん、より広い視野を持って見てくれるのではないかなと思っています。アスリートは、お互いに敬意を持って、フェアプレーで、そして自分自身の限界を超えるべく頑張っています。ぜひ皆さんも、アスリートとしてオリンピックを目指していただくのももちろん素敵なことですが、人生の金メダリストになっていただけたらと思います。」

勅使川原郁恵さん(スケート/ショートトラック)
「皆さんと一緒に色々な勉強ができてよかったと思います。地球のためになる身近なアイデアを考えることで、これからの暮らしに活かせるヒントがたくさん見つかったのではないかと思います。また、オリンピックのことも一緒に学ぶことができました。オリンピックは平和の祭典と言われるように、世界中の人たちが集まって、スポーツの楽しさを味わったり感動したりできるものです。今後、皆さんにとってオリンピックが身近なものになって、楽しんでいただけたらと思います。」

澤野大地さん(陸上競技)
「省エネに関して一緒に学ぶことができて楽しかったですし、色々なアイデアが出て、こんな考え方もあるんだと非常に勉強になりました。また、私は日本オリンピックミュージアムの立ち上げに関わっていました。立ち上げ当時は大変だと感じたこともあったのですが、皆さんが目を輝かせながら施設を見学する姿を見て、やってよかったなと思いました。『卓越性(Excellence)』『友情(Friendship)』『尊重(Respect)』という3つのオリンピックの価値というものが出てきたと思いますが、これは皆さんの生活の中にも普通にあるものです。スポーツだけでない、皆さんのそれぞれの舞台でもこういったことを大事にして、人生の夢や目標に向かって生きていってもらえたらと思います」

ページをシェア

関連リンク


CATEGORIES & TAGS


イベント の最新ニュース

    最新ニュース一覧