「2030年冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致の意義」についての座談会が実施されました。
座談会には秋元克広札幌市長、1998年長野冬季オリンピック・スピードスケート女子500m銅メダリストの岡崎朋美さん、タレントの古坂大魔王さん、青山学院大学地球社会共生学部教授の松永エリック匡史さん、楽天証券経済研究所ファンドアナリストの篠田尚さん、株式会社Oyraa(オイラ)代表取締役社長のコチュオヤさん、Z世代を代表してZip Infrastructure株式会社CEOの須知高匡さんが参加しました。
札幌市でのオリンピック開催が決定すると、日本での冬季大会は1998年の長野オリンピック・パラリンピック以来となり、32年ぶり3回目の自国開催、札幌市としては1972年以来58年ぶりの開催となります。札幌市が掲げる「北海道・札幌らしい持続可能なオリンピック・パラリンピック開催」について秋元札幌市長は、「ちょうど開催年次が2030年ということでSDGsの目標年次にあたることからも、SDGsの未来を見据えた象徴的な大会にしたい」と述べ、具体的な視点として「持続可能な街・地域ということ」、「持続可能な地球の環境」、「持続可能なオリンピック・パラリンピック」の3つを挙げました。そして、「大会自体が持続可能でやり続ける、そういったことができるような大会にしていきたいと思っています。そういう意味では持続可能ということをテーマにした大会と、そこにいくまでのさまざまな環境問題や、共生社会についてのプロセスとして、将来につながる大会にしたい」と語りました。また、岡崎さんはこのようなビジョンについて「時代が進化してきているので、いろいろな部分で少し調整が必要な部分もあると思いますが、もう一度札幌で栄光を見たいというか、札幌でそういうことをやってみんなで盛り上がりたい」と選手目線で思いを伝えました。
続いて、「スポーツ大会の自国開催がもたらす効果と次世代への継承」「スポーツの多様性と持続可能な未来社会」をテーマに議論を交わし、スポーツイベントの経済効果やインフラ整備、SDGsなどの社会問題について意見や課題を述べ、「2030年冬季オリンピック・パラリンピック札幌招致の意義」についての議論を深めました。
座談会全編は以下のJOC公式YouTubeチャンネルよりご覧いただけます。
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