日本オリンピック委員会(JOC)は、10月15日に福山市の福山市立至誠中学校にて、「JOCオリンピック教室」を開催した。JOCオリンピック教室は、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目的とした取り組みで、オリンピアン(オリンピック出場選手)を講師として招き、オリンピズム(オリンピック精神)やオリンピックの3つの価値「オリンピックバリュー=卓越(Excellence)、友情(Friendship)、敬意/尊重(Respect)」を体験的に学ぶ授業だ。中学生を対象に、運動と座学を通して、オリンピックバリューを身近に感じてもらうことを目的としている。
恥ずかしい気持ちを取り払い、全力でチャレンジ。
初めは、陸上競技の小林祐梨子先生(北京2008大会出場)の運動の時間。オリンピックバリューの意味を紹介し、今日の目標として、何事にも恥ずかしがらずに、積極的に参加してほしいと生徒たちへ伝えた。準備運動として、目を閉じてその場で足踏みをし、自分の体のバランスを確認。その後は、速く走るための練習として、手を叩きながらの垂直跳びや、腿上げなどに取り組んだ。主運動では「バリエーションリレー」を実施。2人1組で背中にボールを挟んで走る、ドリブルをする、ダッシュなど、さまざまな動きを取り入れたリレーに挑戦した。生徒たちは、チーム内で役割や作戦を考えながら取り組み、1回目のリレーを終えた後には、周りのチームの様子も参考にしながら作戦を立て直すなど、より速くゴールできるように工夫を考えて挑戦した。
人と比べず、自分らしく一歩ずつ進んでほしい。
小林先生の座学の時間では、初めに自身の現役時代の映像を紹介。中学生の頃、憧れの選手をきっかけに陸上部へ入部したが、長距離の練習は厳しく、当初は目標を聞かれても答えることができなかった。そこで、練習を休まない、挨拶をするといった日々の小さな目標を立てて取り組むことで、小さな成功を自信につなげることができた。高校時代に競技で結果が出ない中でも、「仲間のために」という思いで走り、チームで日本一になれた経験を紹介。仲間の存在や、誰かのために頑張ることの大切さを伝えた。グループワークでは「夢や目標を実現するために何ができるか」をテーマに意見を出し合った。最後に、他人と比べるのではなく、自分自身の結果や人生と向き合うことが大切であり、自分自身を大切にしながら進んでほしいとエールを送った。
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