公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)は8月8日、日本オリンピックミュージアム(JOM)にて、日本オリンピックミュージアム+(プラス)夏休み子ども企画シリーズ「味の素(株)「勝ち飯®」教室」を開催しました。今回は、TEAM JAPANゴールドパートナーの味の素株式会社共催のもと、小学生のお子様と保護者の皆様を対象に、栄養バランスの良い食事について考える「勝ち飯®」教室と、オリンピアンとともにオリンピックの歴史や価値を学ぶミュージアム見学会を実施しました。
当日は、講師としてオリンピアンで味の素㈱「勝ち飯®」契約管理栄養士の柴田隆一さん(水泳/競泳)が登壇、ゲストには、冬季オリンピック6大会連続出場の渡部暁斗さん(スキー/ノルディック複合)と、3大会連続出場の堀島行真選手(スキー/フリースタイル)の2名が登壇しました。
■ワークショップ「栄養バランスの良い食事について考える「勝ち飯®」教室」
初めに、柴田さんより、味の素株式会社がJOCと連携して取り組む日本代表選手等へのコンディショニングサポート活動「ビクトリープロジェクト®」や、同社が提唱する栄養プログラム「勝ち飯®」について紹介がありました。「勝ち飯®」の基本形について、食事のバランスを整える 「5つの輪」(主食、主菜、副菜、汁物、牛乳・乳製品) が提示されました。参加者は配られた料理カードを使い、「主食」「主菜」「副菜」などに分類するワークショップを体験。5つの皿を揃えることで、自然と必要な栄養素がバランスよく摂取できる仕組みを学びました。
続いて、参加者はチェックシートを用いて自身の前日の食事内容を振り返り、食事のバランスや改善点について理解を深めました。
後半には、目的に応じた栄養を必要なタイミングで補う「補食」についての講義が行われました。成長期や運動を行う子どもたちに必要なエネルギー補給として、味の素株式会社が提案するだしをきかせた一口サイズのおにぎり「Power Ball®」やバナナ、和菓子などが紹介されました。
柴田さんは最後に、「今日学んだ内容をもとに、実際に自分で「勝ち飯®」を作ってみるのもおすすめです。電子レンジ調理や簡単な工夫からチャレンジして、夏休みの自由研究などにも活用してみてください」と子どもたちにアドバイスを送りました。
■オリンピアンへの質問コーナー
講義の後は、3人のオリンピアンへの質問タイムが設けられました。
Q. 日頃の食事で気をつけていることや、食べないようにしているものはありますか?
渡部さん「特に意識して摂っているのはタンパク質です。ただ、『これを食べてはいけない』と制限しすぎるとストレスになるので、特に制限は作らず、美味しく楽しく食べることを第一にしています」
堀島選手「筋肉を落とさないように心がけています。また、タンパク質をしっかり摂ること、そしてお米などから水分も合わせて補給する意識をしています」
柴田さん「現役時代は自分の体質に合わせて食べる量を調整していました。揚げ物が連日続かないように工夫していました」
Q. お気に入りの補食は何ですか?
渡部さん「タンパク質やカルシウム、脂質が摂れる小魚アーモンドを炭水化物と組み合わせて摂っています」
堀島選手「緊張して固形物が喉を通りにくい時は、飲みやすい果汁100%のオレンジジュースを飲んでいます」
柴田さん「管理栄養士としては魚肉ソーセージがおすすめです。現役時代は練習前のエネルギー補給としてあんぱんをよく食べていました」
質問コーナーの最後には、選手村での食事の思い出についても触れられ、現地ならではの食文化や、極寒の地で提供された温かい日本食のありがたさなど、オリンピアンならではの貴重なエピソードが次々と披露されました。
■オリンピアンとともに巡るミュージアムツアーと見学会
続くプログラムでは、参加者とオリンピアンがミュージアム2階の「EXHIBITION AREA」へ移動し、学芸員の解説によるツアーが行われました。近代オリンピックの歴史や聖火トーチの展示を巡ったほか、東京1964大会を機に新幹線や街の美化文化、冷凍食品が普及した歴史について学びました。
TEAM JAPAN選手の名前が刻まれた展示では、柴田さん、渡部さん、堀島選手の名前を宝探しのように見つけ出し、大いに盛り上がりました。
■エンディング:オリンピアンからのメッセージ
見学会を終えて、イベントの締めくくりとして3名のオリンピアンから子どもたちへ温かいメッセージが送られました。
柴田さんは、「今日の内容をみなさんの目標を達成する助けになれば幸いです。みなさんが将来大きくなって、オリンピックでメダルを取り、テレビのインタビューで『昔、柴田さんに教わった勝ち飯をちゃんとやっていたおかげです』と言ってくれたら最高の恩返しです」と、ユーモアを交えながら子どもたちにエールを送りました。
渡部さんは、「これからたくさんできる目標を達成できるように、元気に目指していってほしいです。そして元気を出すためには、美味しいご飯をしっかり食べて、バランスの良い身体を作ることが欠かせません。今日学んだことを活かして目標に臨んでほしいです」と、日々の食事の大切さを伝えながら子どもたちへエールを送りました。
堀島選手は、「目標を達成するためには、幅広い知識と努力を積み重ねることが大切です。自分に少し足りないなと思う部分に目を向けて、一つ一つ頑張っていけば目標は達成できます。みなさんは可能性に満ち溢れているので、これからも頑張ってください」と、目標に向かって努力を重ねることの大切さを伝えながら子どもたちを激励しました
最後に参加者全員で記念撮影を行い、学びと笑顔に溢れたイベントは温かい拍手の中で幕を閉じました。
「勝ち飯®」、「ビクトリープロジェクト®」、および「Power Ball®」は、味の素(株)の登録商標です。
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