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2026.06.25 オリンピック教室

長野市でJOCオリンピック教室を開催

 日本オリンピック委員会(JOC)は、6月9日と10日の2日間、長野県の長野市立櫻ケ岡中学校にて、「JOCオリンピック教室」を開催した。JOCオリンピック教室は、オリンピック・ムーブメントの普及・啓発を目的とした取り組みで、オリンピアン(オリンピック出場選手)を講師として招き、オリンピズム(オリンピック精神)オリンピックの3つの価値「オリンピックバリュー=卓越(Excellence)、友情(Friendship)、敬意/尊重(Respect)」を体験的に学ぶ授業だ。中学生を対象に、運動と座学を通して、オリンピックバリューを身近に感じてもらうことを目的としている。

仲間を応援する気持ちを大切にしよう

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山田先生の運動の時間

1時限目は、スキージャンプの山田優梨菜先生(ソチ2014冬季大会出場)による運動の時間。はじめに、体育館床のライン上だけを歩きながら、出席番号順や誕生日順に並ぶゲームを実施した。その後、足底にモップが付いたシューズを履き、チームに分かれてリレーを行った。いずれの運動でも、生徒たちは仲間と協力し、声を掛け合いながら取り組むことができた。途中には作戦タイムを設け、より早く並ぶ方法や、リレーのタイムを短縮するための工夫について話し合った。仲間を応援する姿も多く見られ、クラスの一体感が感じられる時間となった。

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ライン移動ゲーム
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モップリレー

大きな怪我や苦しい時間の経験が、今の自分に活きている

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山田先生の座学の時間

2時限目の座学では、山田先生がジャンプを始めてから現役を引退するまでの心境の変化を、グラフを用いて紹介した。大会中に膝を負傷し、長期の入院を余儀なくされた経験について、人生の中で最も苦しい時期だったと振り返り、そのような状況の中でも、諦めずに努力を続けること、また仲間や家族、先生など支えてくれる人への感謝が、前に進む力になったと話した。生徒たちへは、当たり前のように感じている周囲の支えに感謝しながら、一度きりの人生を自分らしく、前向きに歩んでほしいと伝えた。

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日常生活で感じるオリンピックバリューについて意見を出し合う
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グループワークの発表

オリンピックは「競い合う」だけではなく、「オリンピックバリューを活かす」場でもある

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須佐先生の運動の時間

3時限目と5時限目は、ボクシングの須佐勝明先生(ロンドン2012大会出場)による運動の時間。準備運動では、体育館を回りながら、さまざまなステップやボクシング特有の動きを取り入れた「ウズベキスタン体操」を実施した。その後、チームに分かれ、バスケットボール、バレーボール、ソフトボール、卓球ボールの4種類のボールを素早くパスし、順位を競った。生徒たちは、相手が取りやすいように投げたり、投げる前に声を掛けたりするなど、チームごとに工夫しながら取り組んでいた。

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ボクシングの「ウズベキスタン体操」
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ボール送り競争

1日1日を一生懸命に過ごし、周囲の人を大切にすることで夢が見つかる

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須佐先生の座学の時間

座学では、須佐先生のボクシングの試合映像を視聴。パンチを出す速さに、生徒たちは驚いた様子を見せていた。須佐先生は、オリンピックバリューはオリンピアンだけが感じるものではなく、学校生活や日常生活の中にも活かすことができると話した。生徒たちはグループワークを通して、テスト勉強、掃除、給食当番、部活動、先生や友達への礼儀など、日々の行動がオリンピックバリューにつながっていることを考えた。最後に、今は夢や目標が明確でなくても、一生懸命に努力し、周囲の人を大切にしながら感謝の気持ちを忘れずに生活することが、将来につながると伝えた。

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オリンピックバリューに結び付く行動を考える
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グループワークの発表

声を出しながら頭と体を連動させよう

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黒岩先生の運動の時間/言うこと一緒、やること一緒ゲーム

6月10日は、スピードスケートの黒岩敏幸先生(アルベールビル1992冬季大会、リレハンメル1994冬季大会、長野1998冬季大会出場)による授業。運動の時間では、スピードスケートのスタート姿勢をまねながら、「ゴー・トゥ・ザ・スタート、レディ・ゴー」の合図に合わせてその場で足踏みを行い、体を温めた。続いて、「言うこと一緒、やること一緒」「言うこと一緒、やること逆」の動きを通して、声を出しながら頭と体を連動させる運動を行った。主運動では、6チームに分かれて1列に並び、ボールを送るゲームを実施。黒岩先生は、協力すること、ルールを守ること、最後まで全力で取り組むことがオリンピックバリューにつながると話した。

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スケートのスタート姿勢に挑戦
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並んでボール送りリレー

何事にもまず一歩踏み出し、前向きにチャレンジしよう

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黒岩先生/実際に履いていたスケートシューズを披露

座学では、黒岩先生が出場した3大会での経験を紹介しながら、オリンピックを通じて学んだ、挑戦することの大切さを生徒たちに伝えた。アルベールビル大会では500mで銀メダルを獲得した一方、金メダルとの差はわずか0.04秒であり、その悔しさから、努力を続けること、周囲へ感謝すること、相手を認めることの大切さを学んだと話した。また、怪我を抱えながら臨んだ大会や、地元である長野大会でチームの一員として仲間を支えた経験を通して、結果だけでなく、そこに至るまでの過程やチームワークにも大きな価値があると説明した。最後に、失敗や成功の経験を通して人は成長できるため、何事にもまず一歩踏み出し、前向きにチャレンジしてほしいと伝えた。

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運動の時間の振り返り
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グループワークの発表

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