日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長は仕事始めの1月5日、職員に向けて年頭挨拶を行いました。
橋本会長は冒頭「昨年の6月末にJOCの会長に就任をしてから半年が過ぎ、私自身も新たなスタートに身が引き締まる思いで取り組んできました。職員の皆さまにはJOCのあるべき姿を描いていくための日頃からの大変な尽力に感謝を申し上げます。また、メディアの皆さまにおかれましてもスポーツ界全体を支えていただいていることに、改めて感謝を申し上げます。今年は国際総合競技大会が目白押しであり、2月にはミラノ・コルティナ2026冬季大会、そして9月には愛知・名古屋アジア大会が開催されます。東京2020大会のレガシーとして、この2つの大会を成功させなければ、今後の日本におけるスポーツの基礎・基盤を作り上げることは難しいのではないかと、自分自身にもプレッシャーをかけながら今年を迎えました。特に自国開催となる愛知・名古屋アジア大会は、ここで失敗をしては次の国際競技大会を誘致することができないのではないかというぐらいの厳しい状況に身を置き、責任ある行動を取っていかなければ、成功に結びつくことはないと思っております。スポーツ界全体を盛り上げていく上で、JOCは非常に重要な立ち位置を担っていると思います。注目されるからこそJOCの目指す姿をしっかりと示し、スポーツだけでなく社会全体への貢献度を高くしていき、スポーツの意義や価値、そして日本の更なる発展のため、我々がスポーツ産業を創り上げていくのだという気概のもと、ぜひ1年間、頑張っていただきたいと思います。私自身も会長として、絶対に失敗は許されない年だと思い、一生懸命に命がけで頑張ってまいりますので、ぜひお支えいただきますようお願い申し上げます」と呼びかけました。
次に三屋裕子副会長が挨拶に立ち「年末年始、様々なスポーツシーンがメディアを通して私たちの目に飛び込んできましたが、やはりスポーツは感動すると改めて実感しました。なぜ感動するのか。今日にはAIなど様々なデジタル技術がありますが、スポーツは究極のアナログです。日々、1秒を削るために必死に走り、1センチでも距離を伸ばすために跳び、努力をする。そしてその10年、15年積み上げてきたものが、たった1時間、2時間の競技で結果として評価される。生身の人間が織り成すドラマだからこそ、言葉なく感動するのだということを私は今回改めて感じました。その選手たちのプロセスや想いを花開かせるために、選手たちを支え、そして選手たちの想いと感動を広く届けてほしいと思います。選手の1秒を削る努力、1 センチを伸ばす努力を一緒に届けていきましょう」と呼びかけました。
続いて渡辺守成副会長が登壇し「ミラノ・コルティナ2026冬季大会はこれまでにない広域開催で、まだ準備が整っていない部分もあり、大変なチャレンジになると思います。また、カタールでユースオリンピックが開催されますが、こちらも準備がなかなか整っていない状況です。世界のスポーツ界にとって、今年は大きなチャレンジの年になるだろうと思っています。私は、国際体操連盟の会長として、国際体操連盟の職員たちに、オリンピックでも人気競技の1つである体操競技に関わる立場として、プライドを持って仕事をするよう呼びかけております。JOCは、パリ2024大会においてアメリカ、中国に次いで第3位のメダルを獲得しました。このことを今以上に自覚し、職員の皆様には自分たちが選手や日本を支えているのだという気持ちで1年間を過ごしていただきたいと思います。そして、新しいことにどんどんチャレンジしていただきたいと思います。今年1年が良い年になるように、みんなで頑張っていきましょう」と呼びかけました。
続いて太田雄貴専務理事が挨拶に立ち「選手たちのプロ化は進んでおり、世界でトップ3の競技力を誇るまでに日本は成長しました。それを支えてきたのは、紛れもなくJOCであり、その職員の皆さんであると思っています。そして、皆さんは選手だけではなく、競技団体(NF)も支えています。JOCは、自分たちだけではできないことを様々な関係者を巻き込むことで大きなインパクトを生み出している組織です。その中心にいるのが、ここにいる皆さんです。選手のプロ化が進んでいる今、組織もどんどんプロ化をしていきたいと思っています。これまでは”運営”をする組織だったと思いますが、ここからはしっかりと経営をしていき、皆さんと共にさらなる高みを目指したいと思っています。スポーツはアナログですが、組織はAIなどのデジタル技術をフル活用し、もっともっと高みを目指していきます。デジタル領域の専門家を呼ぶなど皆さんに対する学びの機会もどんどん作っていきたいと思っています。これからも選手、そして橋本会長をみんなで支えていきましょう」と呼びかけました。
最後に星香里常務理事が登壇し「まず何よりも皆さんの健康が一番です。今年も健康第一でいい仕事をしてください。1年後、橋本会長が失敗しなかったと思えるようにみんなで頑張っていきましょう」と話し、年頭の挨拶を締めくくりました。
関連リンク
CATEGORIES & TAGS