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2026.04.10 その他活動

Sport for Tomorrow
パレスチナからサッカー女子ユース選手10名と指導者が来日

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【プログラム概要】

スポーツ庁のスポーツを通じた国際交流・協力事業「Sport for Tomorrow」(※)の一環として、日本サッカー協会(JFA)がパレスチナの13歳から18歳までの女子ユース代表選手ら10名と指導者1名を招へいし、合宿を行った。
本事業は、紛争や災害等により自国内で十分な練習環境を確保できない海外アスリートを支援することを目的に創設されたもので、2023年度・2024年度に続き2025年度もJOCがスポーツ庁より受託したところである。

※予算事業名:「令和7年度ポストスポーツ・フォー・トゥモロー推進事業(国際情勢に応じた海外アスリート等支援事業)」

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■サッカー パレスチナ女子ユース選手・指導者招へい合宿

期間 2025年10月25日~11月2日
会場 Jヴィレッジ他/福島県、東京都
来日メンバー 13歳~18歳の女子ユース選手10名、指導者1名
活動内容 JFAアカデミー福島とのトレーニング、ふたば未来学園とのトレーニング、いわきFC見学、震災学習、書道体験、だるま絵付け、試合観戦他

【活動内容】

選手たちは、福島県のJヴィレッジや福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校にて同世代の日本人選手たちと練習に励み、サッカーを通じて交流を深めた。
パレスチナの選手たちは、日本の恵まれた練習環境に圧倒されながら、「パレスチナ代表チームの現状を考えると日本の施設は遠い未来のように感じる」「すべての面において完璧。ピッチの状態のみならず、周りの自然環境などトレーニングに最適な環境が整っている」と語った。
また、トレーニングの質の高さ、日本人選手・スタッフのプロフェッショナリズムを体感し、大きな刺激を受けた様子だった。

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滞在中には、日本の自然や文化にも触れ、 「Jヴィレッジでは自然が美しく、(パレスチナでは通行証がないため行くことが出来ない)海を見ることも出来て、パレスチナとは別世界だと感じた」「日本人の優しさや丁寧さ、寛大さを感じた」と感激しながら、福島での日々を振り返った。

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【選手インタビュー】

福島でのトレーニング、文化交流、東京での試合観戦など充実した9日間を過ごし、たくさんの思い出を胸に帰路に着いた選手たちだが、未だパレスチナの日常は危険と隣り合わせで、彼女たちは様々な制限を受けながら生活することを余儀なくされている。そんな彼女たちが、今回のSport for Tomorrowの支援について感じたこと、スポーツと平和への想いを語ってくれた。

LAILA J. I. ATAMNA(ライラ・J・I・アタムナ)18歳

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-Sport for Tomorrowの⽀援について

パレスチナ紛争がサッカーやスポーツ全体に及ぼしている影響を考えると、このような機会を通じて来⽇できたことに⼼から感謝する。異⽂化に触れ、プロフェッショナルなチームがどのように練習し、どのような⽇常を送っているのかを間近で体験できたことは、きわめて貴重で光栄な経験となった。


-スポーツと平和について、⽇本、世界に向けてのメッセージ

スポーツを通じて、人々の距離が縮まること、相互理解が促進されることを⼼から願う。今回のプログラムを通して、スポーツは共通の⾔語となり得るだけでなく、平和的な雰囲気を⽣み出す⼒があると強く感じた。つまるところ我々は皆、同じ⼈間で同じ⽬的のために⽣き、同じものを愛する。(国によって)直⾯している現実は異なるが、スポーツは我々を一つにする⼒がある。
パレスチナを代表してこのプログラムに参加できたことを誇りに思う。このような機会を与えてくれて本当に感謝している。

SELINA KHALIL FARID GHNEIM(セリナ・カリル・ファリド・グネイム)15歳

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-Sport for Tomorrowの⽀援について

今回のプログラムでアジアのサッカー強豪国である⽇本に招へいいただき感謝している。⽇本政府の取り組みは⾮常に寛⼤で、⽇本の⽂化やサッカーを学べるこのような貴重な機会を提供いただき、⾮常に嬉しく思う。パレスチナにいると他国のサッカーのトレーニングやスキルを直接で学べる機会は稀であるため、感謝の気持でいっぱい。


-スポーツと平和について、⽇本、世界に向けてのメッセージ

ガザそしてすべてのパレスチナ⼈を代表し、私達がここで(⽇本で)サッカーをすることでパレスチナがまだ世界にしっかり存在するということを示すことが出来て嬉しい。
このプログラムはこのような貴重な機会を私達に与えてくれた。また世界へのメッセージとしては、まだパレスチナはしっかりと存在し、我々の闘いはこれからも続くということを訴えたい。

REIN DAOUD IBRAHIM MALIHA (レイン・ダウド・イブラヒム・マリハ) 16歳

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-Sport for Tomorrowの⽀援について

このプログラムを通じて多くの学びの機会や新しい出会いがあったことに感謝している。パレスチナ⼈として、パレスチナの現状を発信できる機会を得られたことにも感謝している。


-スポーツと平和について、⽇本、世界に向けてのメッセージ

⼈は、夢や希望を持つことが出来ない、明⽇⽣きるか死ぬかも分からないような状況で⽣きるべきではない。現在は停戦合意が結ばれているものの、これまで⻑く対⽴が続いてきた経緯を考えると、今後どうなるかは誰にも分からない。いま⾃分たちにできるのは、スポーツを通じて現状を発信することだけであり、それ以外に⼿段はない。

【参考】

■Sport for Tomorrow概要
東京2020大会に向けて日本政府が推進してきたSport for Tomorrow(SFT)プログラムを継承し、引き続き日本の強みを生かしたスポーツ国際貢献・国際協力事業を行うポストスポーツ・フォー・トゥモロー推進事業が2022年から実施されている。2023年度には新規事業として「ポストスポーツ・フォー・トゥモロー推進事業(国際情勢に応じた海外アスリート等支援事業)」が創設された。

■その他の令和7年度事業
柔道【ウクライナジュニア招へい/合宿】
フェンシング【ウクライナ男子フルーレ代表招へい/合宿・大会】
新体操【ウクライナ オリンピック代表候補・シニア・ジュニア招へい/合宿】
トライアスロン【レバノンエリート代表・ジュニア代表招へい/合宿・大会】

〇 スポーツ庁
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/houdou/31/09/1421070_00028.htm
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop08/list/1372058_00001.htm

〇 JOC
SPORT FOR TOMORROW「ポストスポーツ・フォー・トゥモロー推進事業」受託について

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