公益財団法人⽇本オリンピック委員会
公益財団法人⽇本パラスポーツ協会⽇本パラリンピック委員会
⽇本オリンピック委員会(JOC)と⽇本パラリンピック委員会(JPC)は、アスリートの心身の安全とスポーツの健全な発展を目的として、ミラノ・コルティナ2026 冬季オリンピック・パラリンピックや国内主要国際大会等において、各競技団体等と協力しながら、SNS等における誹謗中傷や不適切な投稿のモニタリングを実施いたします。
また、その⼀環として、アスリートや関係者が安心して競技に集中できる環境を整えるため、啓発映像を制作いたしました。9月に開催される東京2025世界陸上を皮切りに、各競技団体や関係機関の協力のもと、国内主要大会や各種イベント等で広く展開してまいります。本映像では、アスリートがこれまで歩んできた道のりや、積み重ねてきた努力に光を当てています。勝敗という結果だけでなく、その過程に込められた価値を大切にし、心ない言葉ではなく「再び立ち上がる背中を押す温かい言葉」を届けていただきたい――そのような願いを込めています。
JOC・JPCは、今後もアスリート⼀人ひとりの尊厳を守る取り組みを継続するとともに、アスリートが安心して競技に専念できる環境を整えてまいります。そして、応援してくださる皆さまとともに、アスリートの挑戦を支え合い、互いを讃え合える社会を築いていきたいと考えています。

■橋本 聖子 JOC会長 コメント
アスリートが安心して競技に専念できる環境を整えることは、日本オリンピック委員会にとって何より大切な使命です。SNS等における誹謗中傷は、選手の努力や挑戦の価値を傷つけ、未来への希望を奪いかねません。競技の舞台に立つ選手たちがその力を存分に発揮できるよう、本取り組みを通じて一人ひとりの尊厳を守り、健全で希望に満ちたスポーツ文化を次の世代へとつなげていきたいと考えています。
■森 和之 JPC会長 コメント
SNS等で他者を誹謗中傷することは、スポーツ界のみならず社会全体で向き合うべき大きな課題で、その解決に取り組むことは我々の責務であると認識しています。アスリートは日々挑戦を続け、その姿は多くの人に勇気や感動を与えます。その挑戦を支えるのは、周囲の温かい応援の言葉です。JPCはJOCと共に、誰もが安心安全にスポーツを楽しめる環境を整え、全ての人が互いを尊重し合える共生社会の実現を目指していきます。
<JOC・JPCによるモニタリング実施大会(予定)>
・ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック・パラリンピック
・国内主要国際大会 等
<啓発映像について>
〇 映像リンク
https://www.joc.or.jp/for-athletes/reporting/greatness-deserves-respect/

映像ナレーション文
勝負の世界に勝者は一人。
日本でNo.1でも、世界でNo.1になれるわけじゃない。
日本中の期待を一身に背負っていても、想いを果たせる選手はほんの一握りだ。
けれど、彼らが歩いてきた道のりは何者も否定できない。
人生のほとんどを捧げ、私たちに夢を見させてくれたアスリートたち。
そこに必要なのは、心ない言葉だろうか。
私たちにできることは、彼らのこれまでの努力讃えること。
再び立ち上がり、新たな道を歩む背中をそっと押す言葉を伝えること。
ここまでの、そしてここからの道のりに
賞賛を贈ろう。
本事業の趣旨に賛同し、共に取り組む姿勢を示してくださった亀梨和也氏に、ナレーションを通じてご協力いただきました。
<亀梨 和也氏>
1986年2月23日生まれ、東京都出身。
俳優、キャスター、アーティストとして、マルチに活躍
〇今後の展開先
TEAM JAPAN公式SNSの他、JOC・JPC加盟競技団体等が実施する国内主要大会・イベント等
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