柔道男子66キロ級で世界選手権優勝2度の丸山城志郎(31)が25日、大阪府八尾市で現役引退の記者会見を開き「五輪の出場と優勝という目標はかなえられなかったが後悔は一切ない。達成感が大きい」と感無量の表情で話した。
思い出の一戦は阿部一二三と24分間もの死闘の末に敗れた2020年12月の東京五輪代表決定戦を挙げた。数々の名勝負を繰り広げた好敵手について「僕をここまで強くさせてくれた。本当にありがとうと言いたい」と感謝した。
引退の決意に至ったのは、2位にとどまった昨年2月のグランドスラム・パリ大会。「体は最高の状態なのに燃えるものがなく、勝負師として終わりと感じた」と吐露した。(共同)
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