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2024.12.18 イベント

「パリ 2024オリンピック・パラリンピック TEAM JAPAN応援感謝イベント」を開催

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パリ 2024オリンピック・パラリンピックTEAM JAPAN応援感謝イベントを開催(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は11月30日、公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会(JPC)とともに「パリ 2024オリンピック・パラリンピックTEAM JAPAN応援感謝イベント」を開催しました。本イベントはパリ2024オリンピック・パラリンピック競技大会で活躍したTEAM JAPAN を応援してくださった皆さまに感謝の気持ちをお届けすることを目的に開催いたしました。

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主催者を代表して挨拶する三屋裕子JOC副会長(写真:アフロスポーツ)
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主催者を代表して挨拶する森和之JPC会長(写真:アフロスポーツ)

 スタート前に行われた出発式では、主催者を代表して三屋裕子JOC副会長と森和之JPC会長が挨拶を行いました。三屋裕子JOC副会長は「今回のパリ2024オリンピックでは選手たちは本当によく頑張ってくれました。このようなイベントは時として選手たちを称えていただくという場になるものですが、本日はオリンピックに向かうまでのプロセスの中で関わっていただいた多くの方々や応援をしていただいた方々に感謝を伝える場としたく、メダリストに関わらずパリ大会に出場した選手全員に声がけをしました。選手の皆さんはどうぞ沿道の方々に心から感謝をお伝えください。お集まりの皆様においては、選手たちに少しでも触れ合っていただいて、選手たちの『ありがとう』という声をぜひ直接お聞きいただければと思います」と改めて開催趣旨にふれると、続いて登壇した森和之JPC会長は「『挑め、自分史上最強。』のスローガンの下パリ2024パラリンピックに挑み、金14個、銀10個、銅17個という合計41個のメダル獲得、そして142の入賞という輝かしい記録を達成しました。多くの方々の応援のおかげで想像以上の力が発揮できたと言っていました。本日のイベントは選手から感謝をお伝えするイベントであります。これを機に、さらにオリンピック・パラリンピックムーブメントがより一層広がっていくことを期待しております」と挨拶しました。

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1番目のグループを代表して挨拶する萱和磨選手(写真:アフロスポーツ)
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1番目のグループを代表して挨拶する里見紗李奈選手(写真:アフロスポーツ)
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1番目のグループの集合写真(写真:アフロスポーツ)

 最初のグループを代表して登壇した萱和磨選手(体操/体操競技・男子団体総合金メダル)は「改めてパリ2024大会、応援ありがとうございました。金メダル獲得の瞬間は一生忘れないだろうというぐらいの衝撃でしたし、チーム一丸となって獲得した金メダルに本当に感謝しています。オリンピックには一人ひとりの人生を大きく変える力があり、改めて本当にすごい大会だなと実感しています。本日この感謝をお伝えできる場に参加できることを、非常に楽しみにしていました。晴れてよかったですが風があって寒いかもしれませんので、オリンピックの熱い瞬間や熱い声援を思い出して、温かくなっていただけたら嬉しいです。楽しんでいきます」と、里見紗李奈選手(パラバドミントン・女子シングルス(WH1)金メダル、女子ダブルス(WH1-WH2)銀メダル)は「オリンピック、パラリンピックとたくさんの温かいご声援をありがとうございました。皆様の応援のおかげで競技期間の5日間を全力で走り切ることができました。本日、皆様に直接目を見て感謝を伝えられるイベントに参加できましたので、今日は全力で楽しみながら多くの方にお礼を伝えたいと思います」と挨拶し、続けて萱選手と里見選手の「パリ2024オリンピック、パラリンピックでは熱いご声援をいただきありがとうございました。沿道にお集まりの皆様へ感謝の気持ちを届けに行ってまいります」の掛け声で選手たちが出発しました。

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2番目のグループを代表して挨拶する江村美咲選手(写真:アフロスポーツ)
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2番目のグループを代表して挨拶する池崎大輔選手(写真:アフロスポーツ)
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2番目のグループの集合写真(写真:アフロスポーツ)

 続いてのグループを代表して、江村美咲選手(フェンシング・女子サーブル団体銅メダル)と池崎大輔選手(車いすラグビー・金メダル)が登壇。江村選手は「本日は朝早くから、そして寒い中本当にありがとうございます。オリンピックに行く前も帰ってきてからも、多くの方々に声をかけていただき、私たちアスリートも幸せで本当に感謝しています。たくさんの方々にお会いできるのを楽しみにしてきたので、楽しい時間を過ごせたらと思います」と、池崎選手は「本日は朝早くからありがとうございます。自分たちは悲願の金メダルを獲得できましたが、多くの応援の力で獲得できたと思います。オリンピアン、パラリンピアンが一丸となって皆様に感謝の気持ちを伝えられる機会をいただき、非常に嬉しく思います。笑顔で、皆さんにお会いして感謝を伝えたいと思いますので、よろしくお願いします」と挨拶。その後2人の掛け声で、2番目のグループの選手たちが出発しました。

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3番目のグループを代表して挨拶する玉井陸斗選手(写真:アフロスポーツ)
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3番目のグループを代表して挨拶する杉浦佳子選手(写真:アフロスポーツ)
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3番目のグループの集合写真(写真:アフロスポーツ)

 最後のグループでは玉井陸斗選手(水泳/飛込・男子10m高飛込銀メダル)と杉浦佳子選手(パラサイクリング・女子個人ロードレース(C1-3)金メダル)が登壇。玉井選手が「この度はたくさんの応援ありがとうございました。全ての選手が皆様からの応援によって、自分たちの力を精一杯発揮することができたと思います。本当に応援ありがとうございました」と、杉浦選手が「寒い中お集まりありがとうございます。私たちはオリンピック、パラリンピックに向けて皆様の応援から『一歩、踏み出す勇気』をいただき、そして『自分史上最強』の結果を出すことができました。本当に感謝しております」と挨拶し、続けて2人の掛け声で最終グループの選手たちが出発しました。

 3つのグループにわかれた約100名のオリンピアン・パラリンピアンたちは日本橋中央通りの往復約700mをウォーキングしながら、沿道に集まった約1万人のファンの方々に感謝の想いをお届けしました。

イベント終了後、一部の選手にインタビューを実施しました。選手からのコメントを紹介します。

萱和磨選手(写真:アフロスポーツ)
萱和磨選手(写真:アフロスポーツ)

-パリ2024オリンピック・パラリンピックがあった2024年を振り返って、改めてどのような1年でしたか?

萱和磨選手(体操/体操競技・男子団体総合金メダル)

「今年1月から順番に振り返ると、やはり能登半島地震から始まった1年となりました。自分自身、中学2年生のときに経験した東日本大震災の恐怖を覚えているので、能登の皆様にとっては苦しいところからのスタートだったかと思います。自分たちはパリ2024大会で絶対に金メダルを獲得するという想いと、スポーツやオリンピックの持つ力を通して皆様を元気づけようという想いがありました。自分の人生が本当に大きく変わったことで、改めてオリンピックの力を感じました。オリンピックで夢をいただいたので、今度はオリンピックによってたくさんの人に夢を与えられたら、この上ない嬉しさだなと思います。」

廣瀬隆喜選手(写真:アフロスポーツ)
廣瀬隆喜選手(写真:アフロスポーツ)

廣瀬隆喜選手(ボッチャ・混合チーム(BC1/BC2)銅メダル)

「リオデジャネイロ、東京と2大会連続でメダルを繋いできた中で、選手やスタッフたちとコミュニケーションを図りながら様々な工夫をしてパリ2024パラリンピックに臨みました。ボッチャ日本代表"火の玉ジャパン"のスローガンは『TSUNAGU』ですが、これは選手やスタッフだけではなく、ファンの方やスポンサーの方など、関わった皆さんと共にパリで戦うという意味だと思っています。そのような中で、狙っていた色ではないですが銅メダルを獲得したことで3大会連続でメダルを繋ぐことができ、非常に価値がある結果だったと感じています。これをまた繋いでいけるように頑張っていきたいと思います」

木村敬一選手(写真:アフロスポーツ)
木村敬一選手(写真:アフロスポーツ)

木村敬一選手(パラ水泳・男子50m自由形(S11)金メダル、男子100mバタフライ(S11)金メダル)

「今年はパリ2024パラリンピックで多くの観客の皆さんの前で競技をすることができました。前回の東京2020パラリンピックでは叶わなかった有観客での試合でしたが、たくさんの熱狂する観客の前で競技ができることは私達選手にとって一番幸せな時間だと感じるとともに、スポーツというものが本来の形をかなり取り戻してきたのだなと実感しました。その一方で、スポーツにはやはり人の心を震わせる力があるのだいうことを改めて感じる機会にもなりました。災害や戦争などが世界の各地では起きており、苦しいところに直面している方が多数いるということもしっかりと頭に置いて、アスリートとして何ができるのか、何をやらなければいけないのかをしっかりと考えていかなければならないと感じた1年でした」

杉浦佳子選手(写真:アフロスポーツ)
杉浦佳子選手(写真:アフロスポーツ)

杉浦佳子選手(パラサイクリング・女子個人ロードレース(C1-3)金メダル)

「昨年の世界選手権で金メダルを2種目で獲得することができたので今年はもっといけるのではないかと思ったのですが、なかなか思うようにいかない苦しい1年でした。ですが最後の最後に金メダルという良い結果を出したことで、トータルで最高の1年だったかと思います」

佐藤大宗選手(写真:アフロスポーツ)
佐藤大宗選手(写真:アフロスポーツ)

-本日のイベントを終えて、率直な感想や印象に残ったシーンなどはありますか?

佐藤大宗選手(近代五種・銀メダル)

「非常に多くの方々に集まっていただき、近代五種はまだまだマイナーな競技ですが、その中でも競技を知ってくださっている方やファンの方も増えていたので嬉しく思いました。次回のロサンゼルス2028大会から近代五種から馬術がなくなり、新たにオブスタクルという種目が追加されます。そこにも注目していただきたいですし、そしてファンの方々1人1人を大切にしてどんどん頑張っていきたいと思っています」

里見紗李奈選手(写真:アフロスポーツ)
里見紗李奈選手(写真:アフロスポーツ)

里見紗李奈選手(パラバドミントン・女子シングルス(WH1)金メダル、女子ダブルス(WH1-WH2)銀メダル)

「このような形で感謝を伝えられる場を私はこれまで経験したことがなかったので、これだけの多くの方々が集まってくれたことに非常に感動しました。まだまだパラバドミントンは知られていないと感じる部分もありますが、多くの方々に知っていただけたら嬉しいと思えるきっかけになりました」

江村美咲選手(写真:アフロスポーツ)
江村美咲選手(写真:アフロスポーツ)

江村美咲選手(フェンシング・女子サーブル団体銅メダル)

「実際にどのくらいの方々が来てくれるのか全く想像もつかずに来たのですが、非常に多くの方が来て寒い中待ってくださっていました。パリ2024大会のときにはSNSを通して非常に多くの応援や励ましのメッセージをいただき、それが大きな力になっていたのですが、実際に今日皆さんとお会いしたことでこんなにも多くの方々が応援してくださっていたんだとより実感することができました。ぐっとくるものがありましたし、『ロサンゼルスに向けて頑張って』や『次は金メダルね』という声もかけていただいたので、もっと頑張りたいと改めて思いました」

吉沢恋選手(写真:アフロスポーツ)
吉沢恋選手(写真:アフロスポーツ)

吉沢恋選手(スケートボード・女子ストリート金メダル)

「朝早く起きてとても眠かったのですが、非常に多くの方々に集まっていただいてとても嬉しかったですし、自分は皆様に応援していただいて勇気をいただいた立場だったのですが、皆様から『感動をありがとうございます』というような感謝の言葉をいただけて非常に嬉しかったです。楽しい思い出になりました」

藤波朱理選手(写真:アフロスポーツ)
藤波朱理選手(写真:アフロスポーツ)

-今後の目標は?

藤波朱理選手(レスリング・女子フリースタイル53kg級金メダル)

「2年後に行われる愛知・名古屋アジア大会での優勝、そしてその2年後に行われるロサンゼルス2028大会での2連覇を目標に頑張っていきたいです。また、レスリングを通して人間的にも成長できるように頑張っていきたいと思っています」

島川慎一選手(写真:アフロスポーツ)
島川慎一選手(写真:アフロスポーツ)

島川慎一選手(車いすラグビー・金メダル)

「アテネ2004パラリンピックから6大会目の出場で、前回、前々回と銅メダルで終わって非常に悔しい気持ちの中、今回目標としてきた金メダルを獲得できました。これからは追われる立場になるということで、自分自身としては1年1年しっかり代表に食い込んで、しっかり実戦に出られるようなところまで自分を追い込んでいきたいと思います」

田口侑治選手(写真:アフロスポーツ)
田口侑治選手(写真:アフロスポーツ)

田口侑治選手(ゴールボール・金メダル)

「今後の目標は2つあります。1つ目はパラリンピック2連覇に向けて努力していくこと。そして2つ目がゴールボールの認知をさらに上げていくこと。まずは今日を契機にゴールボールという競技を覚えていただいて、試合映像を観ていただいたり会場に来て応援してもらえるようなところまで、ゴールボールの認知が広がるように努めていきたいと思います」

大岩義明選手(写真:アフロスポーツ)
大岩義明選手(写真:アフロスポーツ)

大岩義明選手(馬術・総合馬術団体銅メダル)

「今回パリ2024大会でパートナーとなった馬がもう16歳で、ロサンゼルス2028大会に向けては年齢的にも厳しいので、新しいパートナー探しからのスタートとなります。現在はパートナーもいない状況ですので、次のオリンピックでメダルを獲りたいとまだはっきり言えないのですが、改めてオリンピックでメダルを目指したいと言えるような準備をしっかり整えた上で、次に臨めるような形を作りたいと思っています」

(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
(写真:アフロスポーツ)
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