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2024.12.23 イベント

日本オリンピックミュージアムテーマ展「オリンピズムストーリー写真展」が開催中。2階エキシビジョンエリアも一部更新し、パリ2024オリンピックTEAM JAPAN選手名も掲示

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日本オリンピックミュージアムテーマ展「オリンピズムストーリー写真展」が開催中(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は、12月17日より日本オリンピックミュージアム(JOM)で、テーマ展「オリンピズムストーリー写真展」を開催しております。

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テーマ展「オリンピズムストーリー写真展」の展示の様子(写真:アフロスポーツ)

 オリンピック競技大会では、その舞台に挑むアスリートたちがひたむきに競技に打ち込む姿や勝敗に関わらず対戦した相手を讃え合う姿、笑顔、時には悔し涙など、オリンピズムにつながるシーンの数々が、多くの方々に感動や勇気をお届けし、明日への活力につながることもあります。本テーマ展では、 2024年7月26日から8月11日まで開催されたパリ2024オリンピックをはじめ、 近年のオリンピック競技大会においてアスリートが見せたオリンピズムを体現したシーンを集めて写真で紹介しており、1階ウェルカムサロンにて展示されております。

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テーマ展「オリンピックが取り組む環境対策」の展示の様子(写真:アフロスポーツ)

 また、ウェルカムサロン右奥のオリンピックスタディセンターでは、テーマ展「オリンピックで取り組む環境対策」を同時開催しております。1990年、IOCにより、オリンピック・ムーブメントの柱に環境が加えられ「スポーツと文化と環境」となったことにより、オリンピックにおける環境対策が本格的に行われるようになりました。本テーマ展では、1990年代以降に開催されたオリンピック競技大会で取り組まれてきた環境対策を紹介しているほか、主催者であるJOCが取り組む各種環境対策についても紹介しております。

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萱和磨選手(左)と谷川航選手が更新されたJOMの常設展示を見学(写真:アフロスポーツ)

 さらに、2階エキシビションエリアの常設展示も一部更新されました。パリ2024オリンピックTEAM JAPANの選手名やゴールドメダリスト、聖火トーチなどの情報が追加されました。

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更新されたゴールドメダリストの常設展示(写真:アフロスポーツ)
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小谷実可子JOC常務理事、萱和磨選手、谷川航選手によるトークセッション(写真:アフロスポーツ)

 企画展の開催にあたり、17日には関係者特別内覧会が実施されました。特別内覧会には萱和磨選手、谷川航選手(ともに体操/体操競技)をゲストに、小谷実可子JOC常務理事が参加。3名によるトークセッションが行われました。

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萱和磨選手(写真:アフロスポーツ)

 トークセッションの前にテーマ展や2階のエキシビションエリアを見学した萱選手と谷川選手。初めてJOMに訪れたという萱選手は「非常に楽しかったです。本日は仕事という形で来場したのですが、プライベートだったらもっと長居したかったですし、体験コーナーはもっとやりたかったですね。何よりオリンピックの歴史を知れたことが良かったと思います。自分自身オリンピックに出場したからこそ、非常に興味をそそられました」と感想を述べました。

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谷川航選手(写真:アフロスポーツ)

 「オリンピズムストーリー写真展」に関連して、自身の体験を振り返ってのオリンピズムを感じられた印象的な場面を尋ねられた谷川選手は「パリ2024オリンピックも含めてずっとそうなのですが、相手選手が成功した上で勝利したいと思っています。体操競技は対人競技ではないので、相手の演技中は応援しますし、相手の演技が終わったら褒め称えたりハイタッチをするという行動が自然と出ています。また、海外選手との交流というのが遠征や大会の楽しみでもあります」とオリンピックの3つの価値(オリンピック・バリュー)における『友情(Friendship)』や『敬意/尊重(Respect)』に繋がるエピソードを語りました。また小谷JOM常務理事はオリンピック・バリューの1つである『卓越(Excellence)』を体現するように「50歳を過ぎた現在のほうが、ソウル1988オリンピックのときよりも良い演技ができています」と現在もマスターズの大会に挑戦している自身の状況を紹介したほか、「ソウル1988オリンピックの時にはお互い目も合わせないぐらいの状況だったライバル国のコーチとマスターズの大会で再会した際には、お互い喜び合って会話を楽しみました」と『友情(Friendship)』に関連するエピソードを紹介しました。

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小谷実可子JOC常務理事(写真:アフロスポーツ)

 続いてテーマ展「オリンピックで取り組む環境対策」に関連して、日常の生活の中で環境のために意識していることについて質問された萱選手は「車にエコバッグを常備しているので、買い物の時にはエコバッグを使うようにしています。小さなことですがそれが自身の成長に繋がっているとも思いますし、世界中の方々がその小さなことを意識すれば、大きなことに繋がっていくのかなと思います」と私生活における取り組みについて語りました。

 日本オリンピックミュージアムについて、トークセッションの最後に谷川選手は「オリンピックをテレビなどで観てくださったことによって心が動いたという方もいらっしゃるかと思いますが、そこでは知ることのできないオリンピックの裏側を知れる場所なのかなと思います。自分自身知らなかったこともたくさんあるので、少しでも多くの方にオリンピックの裏側を知ってほしいと思います」と、萱選手は「オリンピックに出場している自分でも今日知ったことがたくさんありました。オリンピックの歴史を知ることで『これからオリンピックはこうなるのかな』とそれぞれの想像をすることができるようになって、オリンピックを観るのがさらに楽しくなると思います。オリンピックの長い歴史を知ることで、自分の成し遂げたことに対してさらに自信がつきました」と、小谷JOC常務理事は「こうしてオリンピアンが来てくれることによって、オリンピアンの息吹というものがこもっている場所になっています。ぜひ多くの方にご来場いただき、展示物だけでなく、オリンピアンの想いや感動にも触れていただけたらと思います」と、今後来場される方々にメッセージを送ってくれました。

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OLY証明書授与の様子(写真:アフロスポーツ)

 また、トークセッション終了後に、萱選手と谷川選手へOLY証明書の授与が行われました。『OLY』(オーエルワイ)とはオリンピックに出場されたオリンピアンのみが使用できる称号です。『Ph.D.(博士号)』や『M.D(医学博士)』のように名前の前や後に付けることによって、オリンピアンであることやオリンピック出場に向けて不屈の努力をしたこと、現在もオリンピック・ムーブメントの体現者として社会へ貢献していることなどを周囲の方々に伝えることができ、現在1万名近くの世界中のオリンピアンが使用しています。

 日本オリンピアンズ協会会長でもある小谷JOC常務理事からOLY証明書を授与された萱選手と谷川選手。萱選手は「大学院で博士号を取得しているので、『Kaya Ph.D』に加えて『Kaya OLY』となれて非常に嬉しいです。今後のためにもしっかりと発信活動をしていきたいと思います」と、谷川選手は「オリンピアンとして自覚を持って行動していくべきだと思いますし、それだけ影響力があると思うので、見本となれるように行動していきたいと思います。一方で多様性の時代でもあるので、個性を出して自分らしく生きていけたらと思います」と、授与された感想を述べました。

 なお、テーマ展「オリンピズムストーリー写真展」は2025年4月13日(日)までの開催予定です。

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