2028年ロサンゼルス五輪で採用される障害物レースの第1回日本選手権が10月、徳島県吉野川市で開催された。同市には日本で唯一の常設公式コースがあり、参加した70人を超える選手らが技術を競い合った。
テレビの人気番組「SASUKE」に着想を得たレースは、約100メートルのコースに設置された反り立つ壁など、12の障害物を乗り越えタイムを競う。ロス五輪から近代五種の馬術に代わって採用が決まった。
障害物レースのみに特化した10月13日の日本選手権では、日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)が支援を行う公認選手や一般のアスリートら、19都道府県、海外3カ国から76人が参加。走る、跳ぶ、登るといった複合的な動きを駆使してゴールを目指した。
28・4秒を記録し、男子シニアの部で優勝したJOSA公認選手の山本遼平さん(18)は「初の日本選手権は国内の障害物レースにとって大きな転換点。世界と競えるレベルに引き上げていきたい」と意気込んだ。(共同)
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