柔道男子100キロ級で東京五輪覇者のウルフ・アロン(パーク24)が30日、東京都文京区の講道館でウクライナのジュニア選手に技術講習を行った。得意の内股や大内刈りを実演しながら教え「どんどん強さを追求してほしい」と語りかけた。
国の海外アスリート支援事業の一環として、全日本柔道連盟が実施。ロシアの侵攻による被害の大きな首都キーウ(キエフ)、北部チェルニヒウから約30人の選手らが参加した。ウルフは「自由に柔道に取り組める環境ではないと思うともどかしい。貴重な交流になった」と神妙な面持ちで語り、自身の名前を入れた箸を記念に贈った。(共同)
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