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2024.09.18 イベント

日本オリンピックミュージアム企画展「TEAM JAPAN SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」の後期展示が開催中

日本オリンピックミュージアム企画展「TEAM JAPAN SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」の後期展示が開催中(写真:アフロスポーツ)
日本オリンピックミュージアム企画展「TEAM JAPAN SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」の後期展示が開催中(写真:アフロスポーツ)

 日本オリンピック委員会(JOC)は、9月10日より日本オリンピックミュージアム(JOM)で、企画展「TEAM JAPAN SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」の後期展示を開催しております。

ウェルカムサロンで展示されている選手使用アイテム(写真:アフロスポーツ)
ウェルカムサロンで展示されている選手使用アイテム(写真:アフロスポーツ)

 本企画展の前期展示では、パリ2024大会で実施される32競技329種目の魅力を紹介するため、32競技団体の全面協力の下、様々な競技体験や競技アイテムを展示しました。現在開催中の後期展示では、パリ2024大会に挑んだ TEAM JAPAN のアスリートが着用したユニフォームや競技アイテムをはじめ、競技に真摯に挑んだ姿や勝敗に関わらず対戦した相手をたたえ合う姿を象徴する名場面をそのアスリート自身が残した言葉とともに展示するなど、パリ2024大会を振り返る内容となっています。

 ウェルカムサロンには、ユニフォームやウェアなど、実際にパリ2024大会で選手が使用したアイテムが展示されています。各アイテムと一緒に、使用した選手が残したコメントがパネルとして展示されており、パリ2024大会の熱闘の記憶が蘇るような展示となっています。

ウェルカムサロン奥で展示されているパネル(写真:アフロスポーツ)
ウェルカムサロン奥で展示されているパネル(写真:アフロスポーツ)

 またウェルカムサロンの奥の壁面には、勝敗に関わらずパリ2024大会を象徴する6つのシーンを写したパネルが展示されています。「卓越(Excellence)」「友情(Friendship)」「敬意/尊重(Respect)」という3つのオリンピック・バリューや、「一歩、踏み出す勇気を。」という今大会のTEAM JAPANのコンセプトを体現するような写真となっておりますので、ぜひこちらにもご注目ください。

井上雄彦さんからTEAM JAPANに贈られた応援イラスト(写真:アフロスポーツ)
井上雄彦さんからTEAM JAPANに贈られた応援イラスト(写真:アフロスポーツ)

 さらに、パネルの下のガラスケースの中にも選手が使用したアイテムが複数展示されておりますが、それらと共に『SLAM DUNK』等の作者として知られる井上雄彦さんからTEAM JAPANに贈られた応援イラストも展示されています。パリ2024大会に挑んだTEAM JAPANを勇気づけた貴重なイラストは必見です。

 企画展の開催にあたり、10日の午前中には関係者内覧会が実施されました。内覧会には、今大会で TEAM JAPAN の旗手を務めた江村美咲選手(フェンシング)と半井重幸選手(ブレイキン)、ソウル1988大会とバルセロナ1992大会にシンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)で出場した小谷実可子JOC常務理事がゲストとして参加しました。

江村美咲選手と半井重幸選手から小谷実可子JOC常務理事に贈られた寄贈品(写真:アフロスポーツ)
江村美咲選手と半井重幸選手から小谷実可子JOC常務理事に贈られた寄贈品(写真:アフロスポーツ)

 内覧会の冒頭では展示アイテムの寄贈式が行われ、江村選手からはサイン入りのグローブとサーブルが、半井選手からはサイン入りのウェアが小谷常務理事に手渡されました。

江村選手と半井選手によるトークセッション(写真:アフロスポーツ)
半井選手と江村選手によるトークセッション(写真:アフロスポーツ)

 続いて小谷常務理事進行のもと、トークセッションが行われました。まずはパリ2024大会から約1ヶ月経った現在の心境について、江村選手は「まだ1ヶ月しか経っていないという感覚です。この1ヶ月で今まで想像もしてなかったような様々な体験をしました。これまでは競技以外の活動にはそこまで積極的ではなかったのですが、オリンピックという経験を経て、スポーツの価値や魅力、フェンシングの面白さなどを広げていくような活動をすることも自分の仕事の一つなのかなと思えるような心境の変化がありました」と、半井選手は「もう1ヶ月経ったのかという気持ちもあれば、まだ1ヶ月間しか経っていないのかとも感じるような、不思議な気持ちです。この1ヶ月で感じたこととしては、感謝の気持ちが強かったです。帰国してから、こんなにも多くの人がブレイキンを観てくれたのかということを実感したので、感謝の気持ちでいっぱいでした」と語りました。

 次にそれぞれ寄贈したアイテムについて、江村選手は「サーブル(剣)ですが、その見えない部分にお世話になっている方々からの直筆のメッセージを刻印して大会に挑みました。初めての取り組みだったのですが、皆さんの想いが込められた直筆のメッセージをいつでも見ることができたので、精神的にも非常に心強く、思い出深いアイテムとなりました」と、半井選手は「男子ブレイキンで最初に踊ったのが自分だったのですが、これぞShigekixというムーブを見せなくてはとも思っていましたし、対戦相手もレベルが高かったので、非常に気合が入っていました。僕の代名詞のムーブは頭だけでなく両肘もつけた状態でスピンするのですが、半袖だと摩擦で肘をやけどしてしまうので、長袖を着なくてはなりません。このロングスリーブのTシャツは自分にとっての開幕のアイテムなので、非常に思い出があります」と述べました。

 最後にそれぞれパリ2024大会について、江村選手が「今大会のTEAM JAPANのコンセプトは『一歩、踏み出す勇気を。』でしたが、自分が新たに挑戦した部分でいうと他の競技の方々との交流だったと思います。本来は人見知りなのですが、今回は勇気を出して様々な方と交流しました。それによって様々な考え方や価値観に触れることができ、競技以外の部分でも、選手として新たな可能性につながる経験ができたと思っています。」と、半井選手が「パリ2024大会は新たなスタートになったと思います。今大会でブレイキンを知った方からすると今まさにスタート地点であり、これから皆さんが見ていくブレイキンの新たな景色は皆さんと共に一歩ずつ踏み出していくところかと思います。『一歩、踏み出す勇気を。』というコンセプトのもとで踏み出したパリの舞台というのは、今後のブレイキン業界にとって非常に大きな一歩になったのではないかと思います」と振り返り、内覧会が締めくくられました。

 なお、「TEAM JAPAN SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」後期展示は12月15日までの開催となっております。

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