日本オリンピック委員会(JOC)は、6月5日より日本オリンピックミュージアム(JOM)で、企画展「TEAM JAPAN SUMMER FEST in JAPAN OLYMPIC MUSEUM」を開催しております。
本企画展は、来る7月26日から8月11日まで開催されるパリ2024大会に向けて、本大会で実施される32競技329種目の魅力を紹介するため、32競技団体の全面協力の下に開催されています。来場者の方々に、様々な競技体験や競技アイテムに触れることを通じて、TEAM JAPAN のコンセプトである「一歩、踏み出す勇気」のもと、まだ知らない各競技の魅力もお届けし、TEAM JAPAN を応援してもらうためのきっかけづくりを企図しています。
ウェルカムサロンには、各競技のルールや見どころを紹介するパネルと共に、各競技団体から提供されたアイテムやウェアが展示されています。また、競技の魅力をより深く知っていただくために、実際に触れたり体験していただけるような展示物や、トップアスリート気分で記念撮影ができる顔ハメパネルなども用意しています。一部競技においては、実際に使用されているアイテムを体験していただくことで、アスリートの身体能力や技術の高さを実感してもらうことができ、競技を身近に感じることで、パリ2024大会の TEAM JAPAN を応援したくなるような展示となっています。
また、ウェルカムサロン奥の壁面の展示ケースには、株式会社アシックス協力の下、レジェンドアスリート10名のシューズが展示されています。レジェンドと呼ばれるアスリートたちがオリンピックの記録と記憶を刻み込んだ、まさに相棒とも言えるシューズをご覧いただける、非常に貴重な展示となっています。今後、パリ2024大会TEAM JAPAN の選手の競技アイテムも追加していく予定となっています。
企画展の開催にあたり、5日の午前中には関係者内覧会が実施されました。内覧会には、シドニー2000大会で TEAM JAPAN の旗手を務め、柔道男子100kg級で金メダルを獲得した井上康生パリ2024大会TEAM JAPAN 副団長がゲストとして参加しました。冒頭、井上副団長は「選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるように精一杯サポートして参ります。また、スポーツの価値を皆様にお届けできるよう選手たちとともに頑張ってきます」とパリ2024大会に向けた意気込みを述べました。続けて、今後パリ2024大会に出場する TEAM JAPAN の選手の写真が飾られていくスペースを眺めながら、「既に出場権を獲得した競技もあれば、これから決まるという競技もあります。また団体競技などはこれから選考が控えています。このスペースがどのような絵になっていくか非常に楽しみですし、惜しくも選ばれなかった選手や関係者の想いも背負って大会に挑んでいけたらと思います」と加えました。
内覧会の最後に井上副団長は「各競技の魅力が伝わる展示になっていますし、この展示を見てからパリ2024大会を観戦していただければ、より楽しんでいただけるのではないかと思います」と、多くの方々にご覧いただけるよう呼びかけました。
なお、本企画展は12月15日までの開催となっております。パリ2024大会終了後は、アスリートが競技に真摯に挑んだ姿や勝敗に関わらず対戦した相手をたたえ合う姿を象徴する名場面を、アスリート自身が残した言葉や大会中に着用した競技アイテムとともに振り返る展示に随時更新していきます。
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