日本オリンピック委員会(JOC)は、4月23日、オリンピック・ムーブメントの推進とスポーツの各分野で優れた成果をあげた選手や指導者の栄誉、功績を讃え令和5年度JOCスポーツ賞の「年度賞」「特別貢献賞」「女性スポーツ賞」において表彰者・団体を以下の通り決定しました。
最優秀賞には、ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会で女子やり投げ1位とオリンピック、世界選手権のフィールド競技で日本人女子初の優勝を果たした陸上競技の北口榛花選手が選ばれたほか、特別栄誉賞、優秀賞、特別功労賞、新人賞、特別貢献賞、女性スポーツ賞を含め、14選手・団体の表彰者が発表されました。
<年度賞>
【最優秀賞】
■陸上競技
北口榛花
ブダペスト2023世界陸上競技選手権大会女子やり投 1位
※オリンピック、世界選手権のフィールド競技で日本人女子初の優勝
【特別栄誉賞】
■スケート/フィギュアスケート
坂本花織
ISU 世界フィギュアスケート選手権大会2024女子シングル 1位
※世界では56年振り、日本勢では男女通じて初の3連覇
■フェンシング
江村美咲
2023世界選手権大会(イタリア/ミラノ)女子サーブル 1位
※日本勢では男女を通じて初の連覇
【優秀賞】
■レスリング
須﨑優衣
2023年世界選手権(セルビア・ベオグラード)女子フリースタイル50kg級 1位
※2大会連続、48kg級と合わせて自身4度目の世界選手権優勝
■水泳/水球
男子日本代表チーム
第19回アジア競技大会(2022/杭州)男子水球 1位
※アジア大会では、1970年のバンコク大会以来53年ぶりの優勝
■柔道
阿部一二三
阿部詩
2023世界柔道選手権カタール・ドーハ大会 1位
※2大会連続4度目の優勝。通算3度目の兄妹同日優勝
■ソフトボール
女子日本代表チーム
第19回アジア競技大会(2022/杭州)女子ソフトボール 1位
※アジア大会で前人未踏の6連覇を達成。完封勝利で優勝
【特別功労賞】
■卓球
早田ひな
2023年世界卓球選手権ダーバン大会(個人戦)女子シングルス 3位
※世界卓球選手権において、強豪中国選手に勝利してのメダル獲得は、男女通じて44年ぶりの快挙
■バレーボール
男子日本代表チーム
FIVBパリオリンピック予選/ワールドカップバレー2023 2位
バレーボールネーションズリーグ2023 3位
※北京2008オリンピック以来の自力でのオリンピック出場権を獲得。
大会初の銅メダルを獲得し46年ぶりの世界大会表彰台を飾った
■スキー/フリースタイル
堀島行真
FISフリースタイルスキー・ワールドカップ(W杯)男子モーグル 総合優勝
※日本人男子初の種目別総合優勝
【新人賞】
■スケートボード
開心那
スケートボード・パーク世界選手権2023女子パーク 1位
※世界選手権で自身初の優勝
■スケート/フィギュアスケート
島田麻央
第4回ユースオリンピック冬季競技大会(2024/江原道)
フィギュアスケート女子シングルス 1位
※ユースオリンピックの女子シングルで日本人女性初の優勝
<特別貢献賞>
■バスケットボール
男子日本代表チーム
FIBAバスケットボールワールドカップ2023において、アジア1位、48年振りのオリンピック出場権を獲得。日本全国はもとより、未来を担う世界中の子供たちに勇気と感動をとどけ、スポーツ界の発展に大きく貢献した。
<女性スポーツ賞>
■国立スポーツ科学センター
能瀬さやか
アスリートのデータを収集、分析し競技特性によるそれぞれの問題を研究し、これまで研究されてこなかった女性トップアスリートの婦人科問題に切り込んだ。
国立大学で初めての「女性アスリート外来」を開設した他、全国各地の産婦人科を訪問しアスリートを診察する際の留意点を伝える啓発活動や、アスリートや指導者、教育関係者や保護者向けに動画や啓発資料を作成し、アスリートを支える方への情報提供にも取り組んでいる。
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